寝袋・NANGAオーロラ750DX



メーカーNANGA
商品名オーロラ750DX
価格(購入時)38,498円
重量1,200g
快適使用温度-16℃〜 / -36℃
(メーカー公称)

NANGA(ナンガ)は寝袋専門の、日本国産メーカー。
社名はヒマラヤ山脈の8,000m峰ナンガ・パルパットに因んでおり、その名の通り寒冷地用の寝袋のラインナップを多く取り扱っている。

旅行前は、世界各地の気候が全く分からず、「極寒の雪山から酷暑の砂漠に対応しなければ!」という極端な考えを持っていた。
色々考えを巡らせたが、「暑くても服を脱いで真っ裸で寝ればいいけど、寒さは我慢ができない」という結論に至り、このNANGAのオーロラ750DXの購入に至った。

NANGAの公称では、-16℃まで快適使用可能。使用可能限界温度はなんと-35℃。
「寝袋の実際の使用可能温度は、公称から+10℃すべし」というのは、アウトドア活動を嗜む人間の間では常識とされている。
それを当てはめると、このオーロラ750DXの実際の快適使用は-6℃くらいではないかと思われる。

実際に使った感想としては、自転車旅行で使う分には少々スペックオーバーだったか・・・という程に暖かい。
実例を上げると、ボリビアで6,000m峰のワイナポトシを登頂したが、標高5,700メートルにある山小屋で眠った際にこの寝袋を使用した。
「寝てる間に冷え込むだろう」と予想し、フリースまで着込んだのだが、あまりの暑苦さに起きてしまい、結局は半袖Tシャツにパンツ一丁で眠った。というエピソードがある。

暖かさも去ることながら、表面の生地が防水性のものなので、結露程度の濡れなら特に問題なく、気にならない。

デメリットは、やはり収納時の容積の大きさ。
コンプレッションサックなりで潰せば小さくはなるだろうが、私は使っていなかったので、サイドバッグには入れず、防水バッグに入れて後ろキャリアに積んで走行している。