第7回轍会議〜最終回まで

5月から始まり、毎週末に放送してきた轍会議も先週、遂に最終回を迎えた。
同じく世界一周サイクリストの久保田さん、濱さんとネット麻雀に興じている時に話した、「ロックダウンでお互い動けないし、ブログのネタもないし、何か情報発信するラジオ的な事でもやろうか」というきっかけで始まった本放送。

やってみると、ライブ放送の何とまぁ難しいことか。
配信環境は久保田さんや濱さんのご家族に任せっきりだったのだが、そちらもなかなかスムーズには行かない事が多かったし、私自身はというと、動画で見返すと恥ずかしくなるくらいにボキャブラリーがない。MCをしていた回なんかは、何とか話題を広げようとして必死こいて頭をフル回転させていた。

発足当初はお気楽な気持ちで始まったはずが、3人とも「やるからにはしっかりとした形にしたい」という性格なのか、毎回台本を作り、毎日の様にチャットでやりとりをしてテーマや招くゲストを考えた。
時には「そうじゃないだろう」と議論になり、テーマ決めに難航した回もあった。

私は「轍会議を通して自転車旅行の魅力を伝えられれば良いな」という思いはもちろんあったが、根本は「ゲストである自転車旅行者の人の話を直接聞きたい」という、自分の欲求が大きく、それが放送を続ける最も大きなモチベーションであった様に思う。

そしてやはり、ゲストに招いた10人のサイクリストそれぞれが自転車旅行に対する美学や方法が異なり、それらを対話形式で聞く事ができたのは、私自身とても面白かった。
それが刺激になり、今は一時帰国している日本で、これまでとはまた別のアプローチで自転車旅行をする準備をしている(もう仕事もしているので、休みの合間の短期旅行ではあるが)。

他のMC2人はどう思っているか分からないが、各動画の再生数は、私が想像している以上に伸びたと思う。
ライブ放送では毎回の様に視聴してコメントを下さる方がいたし、動画にも少ないながらコメントを残してくださる方もいた。
そうした人達から「轍会議、面白かったよ」と言ってもらえることは、MC冥利に尽きる。

自転車旅行の魅力を毎回違った視点から語るという点から、既に経験者や、元から自転車旅行に興味がある人が視聴者に多かったと感じる。自転車旅行に全く興味がない人を巻き込む力は、正直微々たるものしかなかったんではないか。
しかし、自由に自転車旅行をするのが難しくなってしまった今、モチベーションを失ってしまったサイクリストが、自転車旅行の魅力を再確認して再度気持ちを奮い立たせる様な魅力は、轍会議は少し持っているんではないかと、我が事ながら思っている。

一旦最終回となった轍会議。
終了する理由は、MC3人が「もう夏だしロックダウンも解けたし、週末は遊ばないといけない」という勝手気ままな自転車旅行者らしいもの。
ただ、いつか番外編をやっても良いかもね、という含みを持たせた締めくくりにはなっている。
また、もしかしたらお目に掛かるかもしれませんが、これまでご視聴頂いた方々、どうもありがとうございました。

ゲスト:福田さん
テーマ:「自転車旅の目的地」

ゲスト:小山さん
テーマ:「異国との付き合い方」

ゲスト:八島さん
テーマ:「旅に出るタイミング」

ゲスト:磯田さん
テーマ:「+αの楽しみ方」

ゲスト:なし
テーマ:「自転車旅行の過去と未来」

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