ジョージアとの国境に到着〜Qirmizi Korpuまで

Samkir~Qirmizi Korpu
10/29 (1083days)

ジョージアの国境まで、後110キロ。
今日中に国境手前まで走って、明日にはジョージアに入国できるだろう。

朝は向かい風が吹いており、時速12キロくらいで巡航する。
このペースが続くようだと、相当頑張らないと日没前に国境手前に到着するのは難しいかもしれない。



途中、規則正しく樹が並んだ区画があり、樹には橙色の果実が付いている。オレンジ畑だろうか?
樹の下、たくさんの大人達が働いている。

果樹園の写真を撮っていると、そこで働いている男達が”こっち来い”と手招きしてくれた。
近づいてみて果物がオレンジではなく、柿である事に初めて気付いた。海外で柿を見るのは初めてかもしれない。
コンテナボックスにせっせと柿を詰め込み、今は出荷作業中のようだ。
みんなニコニコして私を歓迎してくれる。

梱包作業を写真に撮っていいか聞くと、”じゃあ俺を撮ってくれ!”と、みんなノリノリで応じてくれた。
男達は、出荷できない傷の付いた柿を袋いっぱいに詰めて、お土産を私にくれた。
アゼルバイジャンでは、こうして果物をもらう事がとても多い。
ちょっと現金な考えだが、アゼルバイジャンでは良い思いしかしていないので、非常に印象が良い国だ。

この日の夜、もらった柿を食べると甘くて美味しい。
ザクロもそうだったし、アゼルバイジャンで取れる果物は甘味が凝縮されていて美味しい。

昼食は羊のスペアリブとフライドポテト。5マナト(315円)。
羊肉は臭くて苦手だという人は多いけれど、私は今まで臭い羊に当たった事がない。
初めての海外であるニュージーランドで人生初のラム肉を食った時など、あまりの旨さにびっくりした程だ。ラム肉を買い、キャンプの晩ご飯に食べるのがニュージーランドでの毎日の楽しみだった。

昼食以降はアップダウンが増えてきた。

畑や牧草地が広がる。
畑の野菜はなんだろう?今まで見た事ない植物で、アスパラの大きい物の様に見える。

17時、国境手前の集落に到着。
ここにレストランやホテルがあるかは分からないまま来たのだが、結構しっかりしたホテルがあってびっくりした。
しっかりした方は結構な値段したので、ガソリンスタンド併設のホテルに投宿する。

一泊20マナト(1,260円)、Wi-Fiはなし。
しまったな、アゼルバイジャンの通貨が余ったのでジョージア通貨への両替をしないといけないけれど、為替が分からない。
明日、両替商に騙されないことを祈るしかない。

晩ご飯は鶏のケバブ。
アゼルバイジャンはどの料理も美味しかったけど、鶏は魚みたいな臭さで美味しくない。
羊よりも、鶏と豚は当たり外れた時の振れ幅が大きいと思う。

明日は、ジョージアに入国だ。
ジョージアはとにかく物価が安く、ワインや肉が食い放題だと聞いている。
近年、ジョージアは日本人旅行者から注目されている国だ。
上述した物価の安さに加え、日本人旅行者はノービザでなんと365日、丸一年滞在する事ができる。しかも、ノービザで就労しても問題ないらしい。

アゼルバイジャンも料理は美味しかったけど、若干物価は高かったのであまり贅沢はできなかった。

明日からは、しばらく贅沢三昧できるかな。楽しみだ。

(走行ルート:Samkir→Qirmizi Korpu)

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