腕っ節一本〜Thuan Chauまで

Ba Na Cang~Thuan Chau
2/11 (814days)

昨日はどうなることかと思った峠越え。
最近の平地走行で平和ボケしていたことと、ベトナムの峠を完全に舐めきっていた事は大いに反省すべきである。

なお、この先もまだ山岳地帯は続くのであり、気持ち的には「嫌だな〜」というのが正直なところ。

辺りには何もない孤立したホテルだったけど、数キロ走ったらレストランとゲストハウスが密集している集落があった。

でも昨日の状況では、流石にここまでは進めなかったか。

山岳地帯走行には心もとないフォー。
ベトナムには安い定食みたいなご飯があると、先人のブログにはあったりするのだけれど、私は未だに見たことない。

定食屋で結構頑張って身振り手振りで「米とおかず」みたいな事を伝えようとしても全く理解してもらえないので、「じゃあフォーで」となる。

昨日の反省を活かし、今日は朝からコーラを買っておく。
再出発に際してサーモボトル(魔法瓶)をmont-bellから提供してもらったのであり、これで時間が経っても冷えたコーラを飲めることが非常に嬉しい。

なお本来は炭酸飲料には使用不可、ではあるらしいのだが。

しばらく走ったところで、路肩にホンノンボを発見。
ホンノンボとは盆栽のことで、中国でもたまに見かけることがあった。

ホンノンボにはジオラマの様にフィギアが設置されていることもあり、このホンノンボはどうやら西遊記の三蔵法師一行の冒険を表現しているようだ。

こっちは著作権的にアウトのフィギア。
買う人いるのかな。

道中で標高700メートルくらいまで上ったが、昨日の峠越えと比較すると断然楽勝であり、しかもピークからは下り坂でペダルを漕ぐことすらなく。
11時過ぎにはSonlaの街に到着。

Sonla以降は再び峠越えになりそうなので、ここで昼食休憩に。
前日の晩御飯はインスタントラーメン、朝食はフォーと非常に物足りない食事であり、空腹で仕方ない。

普段はネット翻訳に頼ることはしたくないのだが、流石に腹一杯食いたい。
ということで、「米とおかず、30,000ドン」と翻訳し、店員に見せる。

値段は50,000ドンだったのだが、ようやくベトナムで格安の昼定食みたいなものにありつけた。
そうそう、こういう食事でいいんだよ。

なお、結局ベトナム語で何と言うのか分からないため、今後同じように注文できるのか大いに不安が残る。

Sonla以降はまた峠越えか…と予想していたのだが、5キロの間に登り坂があるだけで、標高700メートルに到達してからは下りと平坦な道を軽快に進む。


15時半にThuan Chauに到着。
かなり早い時間だが、またこの町を出てから峠越えがあり、流石に1日に2本以上峠を越えたくない。

ということでさっさと投宿。

下り坂の最中、やけにガシャンガシャンと自転車から異音があり、なんだろうとチェックしたらスタンドが外れかかっていた。

宿でボルトの締め付けをしようと試みたのだけれど、ネジ穴がバカになっていて完全にお釈迦に。

それでも走行距離40,000キロ以上、毎日50キロの重さを一本の腕(?)で支えていたと考えると、異例の長寿だったと思う。

どうもありがとう。
しかし明日から、風景と一緒に自転車撮影するときは困ることになるな。

(走行ルート:Ba Na Cang→Thuan Chau)

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