ハノイの旧市街地観光

Hanoi
2/5~2/7 (808~810days)
私が思っていた以上にベトナム人はきっちりと正月休みを取るのであり、どこの店も軒並み閉店している。
かと言って、お邪魔しているハナさんの家で一日中ゴロゴロしているわけにもいかないため、適当にHanoiの旧市街地をブラブラすることに。
首都が丸々シャッター街になるというのは、日本ではもう決して見られない光景だろう。
私が小学生くらいの時が、そういう時代の最後だったのではないだろうか。
旧市街地をブラブラしている時に、コーヒー豆専門店を発見。
中国からずっと見つけられなかったコーヒー豆を、ついに買える!
ということで店員のオススメというのを300グラム程注文したのだが、会計の時に日本円で2,700円と言われてびっくり。
こういう時に私は「じゃあ買わないよ」と言えないタイプであり、「確かに匂いは良かったし、じゃあ…」と支払うタイプである。
流石に100グラム1,000円近くもする豆は、スペシャリティコーヒーでないと納得できない…
そう思い、帰ってからパッケージに書かれている英語を翻訳すると、「ジャコウネコ」と出た。
えぇ、コピルアクだったの!?
コピルアクとは、ジャコウネコという猫にコーヒー豆を食べさせ、糞として未消化の豆を回収・焙煎した超高級豆である。
日本なら一杯で2,000円はするのではないだろうか。
もし本物なら、逆に100グラム1,000円程というのは破格の安さなのであり、偽物を疑うべき値段だ。
が、悲しいことに私には本物を見分ける舌など持ち合わせていない訳で…
というか、本物を飲んだ事がないから見分けようもない。
毎日コーヒーミルで豆を挽き、「何て美味しいんだ!コピルアク!」と無理やり納得させて飲んでいる次第です。
Hanoiでは行ってみたかった軍事歴史博物館へ。
正月休みのため、室内展示は見られなかったけれど、正月で特別になのか、屋外展示は無料で見る事ができた。
屋外には米軍、ベトナム軍が使用した戦闘機や戦車がずらっと並んでいる。
ベトナム軍が使用した物には、はっきりと「ソビエトから提供を受けた」と書かれている。
ソ連と中国は表立っては支援表明していたんだっけか…
ベトナム戦争は、結果的には米軍の撤退により、ベトナムの勝利となっている。
しかし、戦地になったのはベトナムの国土であり、米軍は兵士だけの犠牲者なのに対して、ベトナム側は多くの一般市民が亡くなっている。
これを果たして勝利と言っていいのか…
死後もなお、ガラスケースに入れられて遺体を保存されている、当時の指導者・ホーチミン。
ベトナム統一が最大の目的であった彼にとっては、結果としてはやはり勝利だったのでしょうか。