ミステリアス中国〜普寧まで

铙平〜普寧
1/12(784days)

高級ホテルのベッドはやはり柔らかくていいね。
追い出される心配もないし、広いし。

…そんなもんどうでもいいから、ただ安い宿に泊まりたい。

朝食は、前日に目を付けていた店で肉まんを購入。

更にその近くに、美味しそうな胡麻団子を売っている店を発見し、朝からハシゴ飯。

この胡麻団子がモチっとしていて、程よい甘さと温かさでとても美味しい。
あまりにもおいしくて、追加で更に買ってしまった。

しかし、追加で食べても7元と、200円もしないのだから、中国の朝飯は楽しみで仕方ないですわ。

これまでは国道を走っていたのだが、途中でそれを外れて潮州方面へ。
このまま進んでもいいのだが、汕头という大きな都市に入ってしまうことと、その都市を抜ける際に掛かっている大きな橋が自転車で渡れるかわからない、という判断のため。

深センの表示も出てきた。
私にとって、中国前半戦のゴールはこの深センになる。

中国ではどこもかしこも建設ラッシュで、小さな町でも高層ビルがばんばん建てられている。
そのため、工事現場なんかはもう見慣れた風景で珍しくもなんともないのだが、今日はギョッとする光景に出会う。

現場の足場が、竹で組まれているのだ。
強度的にはどうなんだ!?
現場の職人は怖くないのか!?
そもそもこんな長い竹あるのか!?
そもそも鉄製のもの使ったってコストはたかが知れてるのでは!?

疑問は尽きない。
中国とは本当にミステリアスな国である。

さてさて、ようやく中国にも馴染んできた私であり、食にはちょっとうるさくなってきている私から、明日から使える中国豆知識をば。

中国のレストランには、いくつか種類がある。
酒店・美食店・飯店・快餐・小吃店・…などがよく見かける種類であり、左から順に値段の高いレストラン、と私は理解している。

その中で、この日入ったのは快餐店。
こちらは店頭で出来合いのおかずが並べられており、その中からいくつか種類を選んで注文するバイキング形式になっている。(と、私は理解している。)

値段は店によるのだが、だいたい10元から15元も出せば食べられる。
それに、中国はどのレストランでも白米は食べ放題(と、私は理解している)なので、元を取るどころか、腹が破裂せんばかりに食べられる。

ちと食べ過ぎて苦しいが、走らなければ。
廈門以降、明らかに気候が亜熱帯性のものに変わったのであり、普通にしていても暑いと感じるのであり、私は当然半袖半パン。

しかし、何故だか中国人はほとんど大多数のひとが長袖。
それならまだしも、ダウンジャケットを着ている人だって、かなりの人数でいる。
中国人の人は、力石みたく、着込んでダイエットでもしようってんだろうか…?
それともこの暑さで頭やられてんじゃないのか…?
これだと半袖でいる私の方が、頭おかしいと思われるじゃないか。

ますますミステリアスである、中国。

しばらく走っていると、もの凄く広い、誇張でもなんでもなく東京ドーム一個分くらいありそうな馬鹿でかい広場を見かけた。
周りには高層ビルが立ち並ぶ都会の中にあって、明らかに異質な存在である。

広場の先頭には、随分と立派な、巨大な門が建っている。
廟と書いてあったので、誰かのお墓なのだろうか。

広場には、地下鉄の物と思われる駅の出入り口もあるのだが、閉鎖されている。
特別なイベントがある時だけに、駅が解放されるのだろうか?

まったく、中国はミステリアスである。

そんな感じでフラフラと道草を食いつつ、普寧の街に到着。
ここは衣料品の卸売が盛んなのか、そういう類の広告がずらっと街中に並んでいる。

宿も首尾よく70元で投宿できたあたり、今日はついている。

ユニットバスなんかは貧乏旅行者には当たり前なのだが、まさか和式便所でのユニットバスとは、初めて見た。

ちょうど宿の隣に、国際衣料なんちゃらという、世界をまたに掛けて旅行する男としては何とも心くすぐられる建物があったので、見に行ってみた。

私としては、世界各国の民族衣装なんかが売られているのでは!と期待したのですが、どの店も陳列するは女性用下着ばかり。
「なんだよーこんなのつまんねぇよ」と文句を言いつつ、しっかりと目の保養をしてきました。

普寧はかなりの規模の街らしく、アメリカ資本の世界一のスーパーマーケット、ウォルマートがある。
せっかくなので、見学してみることに。

何でも売っているウォルマートだが、その一角がまるまる中国文化コーナーみたいな感じで、真っ赤っかになっている。

買うやついんのか、これ?

干し椎茸をワゴン売りしているのは、さすが中国だな。

ドリアンだって売ってます。

晩御飯は麺類で。

(走行ルート:铙平→普寧)

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