本場中国はピリリと辛い〜台州市大渓まで

12/30(771days)
天台〜台州市大渓

さすがに159元も出せば朝食はバイキングであり、そこで元を取るべく皿にこれでもかと盛る私。
ただ、一皿分も食べれば十分であり、私は自転車旅行者にしては小食な部類なのかもしれない。

川沿いに進んでいく道で、多少のアップダウンを伴って進んでいく。

川沿いだといい景色も増えるわね。

さて今走っている国道104号線。
地図上で見るとトンネルが結構多く、それを避けるためにトンネル区間だけわざわざ小さな道を行ったりするのだが、それでも避けることができない。
海外でここまでトンネルが多い国も珍しい。
ノルウェーくらいだったかな、ここまで多いのは。

基本的に街が途切れない中国だが、一度途切れるとものすごい田舎である。
イチゴやみかんの栽培が盛んなのか、果樹園はよく見るし、道で路上販売しているおっちゃんおばちゃんもよく見かける。

一旦街に入れば高層ビルが立ち並んでいて、さっきまでの田舎は何処へやらという風だけれど。

お昼ご飯には中国で初、本場の麻婆豆腐を食べる。
ちなみに「麻婆」ではなく、「麻辣」というのが本場・中国。
辣は多分唐辛子のことで、食べた麻辣豆腐も辛味と山椒が効いていてピリッとくる。
ここら辺から、「辣はどうするか?(辛いの抜くか?)」ということを良く聞かれるようになり、香辛料を用いた料理がメインになってくる文化圏に入ってきたように思う。

その後は大きな街が途切れることがないまま、高速道路の下を進むことに。
路肩のない、ほとんど高速道路のような幹線道路で、スレスレを大型トラックが追い抜いて行くのは大きなストレスになる。
サイドミラーに大型トラックが写る度に「ナンマイダブ…」と念じ、トラックが通り過ぎると生きていることに感謝することの繰り返しである。

大型トラックにもみくちゃにされながらもこの日110キロを走り、賓館(普通クラスの宿)に行ったのだがやはり外国人は泊めれないと、断られてしまった。
その後10キロ弱を走ったのだが泊まれそうな宿はなく、結局はまたビジネスホテルへ。
今回は192元(約3,000円!)もした上に、朝食がなし。
しかし他に選択肢がない。
私も野宿がしたいのだが、中国の沿岸部は野宿場所を見つけるのが極めて難しい。

晩御飯は青椒肉絲丼。
こちらもピリッと辛みが効いたお味になっております。

ホテルに戻り、サイドバッグをチェックすると、バッグとフレームを固定するバックルが取れて無くなっている。
これではバッグが固定されずにぶらぶらしてしまうのであり、カメラといいバッグといい、出発早々にトラブル続きなのは、少し気落ちしてしまう。
もうクリスマス過ぎたけど、朝起きたらバックルとカメラが枕元に置かれてたりしないかなぁ。

(走行ルート:天台→台州市大渓)

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