26インチは世界基準じゃない

自転車での長期旅行へ向けて、「世界基準だから」という理由で26インチの自転車を選ぶ人は多いのではないだろうか。
そういう私も、そんな理由で自転車のサイズを選んだ。

では実際に旅行に出てみてどうだったかというと、「26インチは全然世界基準ではない!」ということを実感した。

もちろん、過去には26インチというのは世界基準だったのだろうし、既にパーツの取り扱いが全く無くなっている・・・という様なこともない。
アメリカやヨーロッパでは、26インチのタイヤを店頭で問題なく購入することができた。

私自身も、まだこの記事を書いている時点で南北アメリカ大陸と、ヨーロッパの一部しか走っていないため、アジアやアフリカの現状は分からない。
ただ、中南米では「26インチが標準サイズ」という常識は既に崩れてしまっていた。

自転車店でチューブを探しても、26インチのサイズが全く見つからないのだ。
置いてあるサイズは27.5インチ、29インチ、700cというサイズがほとんど。
26インチを取り扱っている店は、大きな都市で歩き回ってようやく見つけられるかどうか・・・という現状だった。

「予備のタイヤを持ち運ぶ自転車旅行者は、日本人くらいだ」という笑い話は、ヨーロッパや北米出身の自転車旅行者と話をする時によく出る話だ。
ただ、この現状から「タイヤどころか、日本人は予備チューブを5本も持っている」という笑い話ができるのも近いのではないか・・・と思った次第である。

そんな現状だから、26インチを使って南北アメリカ大陸を縦断しようという自転車旅行者には、良い質のタイヤ(主にシュワルベのマラソンプラス)を予備として一本は持ち運ぶことをお勧めする。
特に、エクアドルやペルーでアンデス山脈側を走るなら、絶対に持ち運ぶべきだ。
あんなところでもしタイヤがバーストしたらと思うと、目も当てられない。

また、これはまた別な話になるが、ブレーキはディスクブレーキが主流になっている。
完成品のホイールはディスクブレーキ対応の物が多くなってきているので、これも注意が必要である。

日本に一時帰国して、自転車を組んでもらったGIRAFFEに行って上記の事を店長に報告した。
すると「もう26インチというサイズは絶滅寸前で、27.5インチが世界基準になっていく」という話が返ってきて、なるほどと納得することができた。

ということで、これから「自転車で世界一周する」という奇特な方がいらっしゃれば、サイズには少し気を付けてみた方がいいですよ、というお話でした。

 

~追記~
当ブログではおなじみの某日本人自転車旅行者から「中南米でも26インチチューブ普通にあっただろう、沖野君」という指摘がありましたので、補足を。
確かに26インチのチューブは取り扱っている店もあるのですが、太さが2.0インチ以上、もしくは極端に細い物しか無い・・・という店が多かったです。
私は1.75インチの太さを使用しており、かつ2.0以上のタイヤを履いて旅行している人は、オフロードばかりいく人を除いてあまりいないと思います。
そういう意味で、26インチは中南米にはない・・・という記事でした。

 

 

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