旅行の終わり~Oslo Airportまで

Slettafossen南東7km~Oslo Airport
6/12~6/19 (753~761days)

ノルウェーでの最大の関心ごとだった、Trollstigenでの走行。
それを終えた私には、最早その後の走行に対する関心は薄れていた。

―2年ぶりに日本へ帰る。

ノルウェーの首都・Oslo郊外にある空港まで、後僅か。
マラソンで言えば競技場に入り、ゴールテープを切る寸前のウィニングラン・・・。
この長きに渡る旅行の、2年間分の感傷に浸りながらゴールへと向かう方へ、私の気持ちはあった。

もうルートを決める必要も、寝床の心配をする必要も、水の残量を気にする必要だって、数日たてば全て必要が無くなるのだ・・・。
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もちろん、Osloまでの道がつまらないということは、ノルウェーの名誉のために言っておくが一切ない。
むしろ、こんなに素晴らしい道を最後まで走ることができる国で、この旅行の締め括りとすることができたのは幸運以外の何物でもない。
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最後ということで、メインの道路を走らずにわざとこういう林道を走ってみたり。
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事前に調べておいた、古い教会を見たり。
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飛行機に乗る前に、洗濯と水浴びを済ませたり。
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私が電車で到着したTrondheimから、Osloまでの約500キロを2~3日間で走り切る大規模なレースに出くわしたり。
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レースの補給地点では、参加者ではない私なのにたくさんのコーラと、パンをごちそうになった。
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滞在可能日数の短さ、天候の悪さ、自分の理想とする「自然の中での走行」と現実のギャップ・・・
色々とネガティブな要素が重り、ストレスを抱えたヨーロッパ走行だった。

やはり自然の中で自転車を走らせるのが、私にとっては一番性に合っている。
それが、最後の最後でそういう場所を走ることができた。
最後にはストレスなく、穏やかな気持ちで終えることができたのは、非常に嬉しい。
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そして6月18日の夕方。
無事にOsloの空港に到着。
自転車分解し、尖ったパーツには古くなった衣服を緩衝材にし、パッキングを一つ一つ終わらせていく。

パッキングが終わった頃には23時過ぎ。
この日は空港内で眠りに着いた。
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そして翌19日。
Osloから飛行機は発ち、6月21日、日本の関西国際空港へ到着。
2年ぶりに会う両親と空港で抱擁を交わし、無事に家族の元へ戻ることができた。

こうして、長かった自転車旅行は終わりを迎えることができました。
長きに渡り、当ブログで応援頂いた方々、誠にありがとうございました。
また旅行中の振り返りや、その他コラムを書いたりすると思いますが、一先ずこれにて締めと致します。

繰り返しになりますが、ありがとうございました。

沖野直嗣

コメント

  1. 素晴らしい旅でしたね。
    本当にお疲れ様でした。すごく楽しいブログでした。

  2. 長い間応援、本当にありがとうございました!
    私自身、旅行中は当然ですが、このブログを書いている時間も楽しく、二重に楽しむことができました。
    またしばらくしたら当ブログでお知らせする事もありますので、また是非よろしくお願いします。

  3. 長い間楽しませて頂きました!!!!
    そして、お疲れ様でした。
    ブログもひと段落したところですが、
    旅での気づきや自転車旅のアドバイスなどをまた、
    ブログでお待ちしております!!!

  4. ご愛読ありがとうございました!
    もうこの旅行が遠い昔の様にすら思える、今日この頃…
    思い出しつつ、そういう内容の物が書ければいいな、と思います
    > 長い間楽しませて頂きました!!!!
    > そして、お疲れ様でした。
    > ブログもひと段落したところですが、
    > 旅での気づきや自転車旅のアドバイスなどをまた、
    > ブログでお待ちしております!!!

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