ノルウェーの糞道路事情~Bjerkvik南西160kmまで

Bjerkvik南西40km~Bjerkvik南西160km
6/1 (742days)
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前日に分岐をロフォーテン諸島方面に折れた時に通過した、Bjerkvik。
地図を見ると、Bjerkvik以降はスーパーがありそうな集落はメイン道路から外れた場所に点在している。
これが意味することは、「補給できるところでしておかないと痛い目見るぞ」ということだ。
わざわざスーパーへ行くためだけに、同じ道を往復10キロ以上も走りたくないので、わたくし。
この日走り始めて2キロでガソスタがあったのはラッキーだった。
ここで水を補充し、先へと進んでいく。
天気予報をガソスタでチェックすると、明日明後日は雨。
この日に頑張ってできるだけ距離を稼いでしまいた。
しばらく走ると、大きな橋が海に掛かっている。
この橋を渡るといよいよノルウェー本土から離れ、島を渡っていくことになる。
ちなみにここを渡っても、まだロフォーテン諸島ではない。
まぁ、橋渡って島に入ったからと言っても、まだまだ本土と近すぎるから、今のところ風景に変化は感じられないわけですが。
いつものノルウェーと変わらず、見えるのは草原と、山、それにアップダウンの繰り返し。
出発から40キロ走り、上り坂の頂上のガソスタで昼休憩。
ここでも忘れずに水補給。
このガソスタの後あたりから、徐々に本土との違いが現れ始める。
道は相変わらず海沿いに進むし、陸地に広がる風景は山ばかりで変わらないのだが、海の色が明らかに変わってきた。
こんなにくっきりとグラデーションが現れ、かつ鮮やかなブルーを見せる海は、3万キロ以上走ってきた中でも滅多になかった。
メキシコ・Cancunでみたカリブ海以来だろうか。
あまりの美しさに当時衝撃を受けたものだが、この日も同じような衝撃を受けた。
これがコバルトブルーっていうやつですか。
少し進むと、上り坂の標識が。
おいおい、11%の斜度とか冗談はよしてくれよ・・・。
お前、空身の自転車なんてセコイぞ。
ようよう上り坂を上り切り、ちょうど頂上付近に良い休憩場所が。
ただ、行く先の雲行きがかなり怪しい。幸いまだ雨は降ってなさそうだが・・・。
坂を上り切ったばかりで汗だくだが、仕方ない、さっさと休憩を切り上げよう。
合羽を着てから暗雲へ向けて進んでいく。
で、また上り坂が始まって進んでいると・・・
予期せずしてトンネルが。
聞いてねぇぞ!しかも6キロかよ!
これまでの投稿でもトンネルに対する文句は言ってきたけれども、具体的に何が嫌って、準備が面倒くさい。
トンネル入り口で一旦止まり、テールライトとフロントライトを点灯させ、合羽を着てるなら蛍光ベストを一番外側に装着しなおし・・・
トンネルは危ないし、準備も面倒だしで、いいことが全くない。
ようやく6キロのトンネルを抜け、やれやれ・・・とライトを消すと・・・。
おいおい、またトンネルかよ・・・。
立ち止まってライトを点ける。
トンネル抜ける。ライト消す。
・・・おいおいもういいだろ!ふざけんなよ!
結局4つ、5つくらいトンネルを潜っただろうか。
こんなにトンネルの多い糞見たいな道は、海外では初めてだ。
日本に帰ってきたのかと思った。
そんな糞みたいな後半の道路事情だったけれど、この日頑張って120キロ走った自分を褒めてやりたい。
(走行ルート:Bjerkvik南西40km→ Bjerkvik南西160km)