下手なメンテナンスはやめれ~Santa Crauz Village北110kmまで

Santa Crauz Village~Santa Crauz Village北110km
5/16 (726days)

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午前中は昨日あまり回れなかったサンタクロース村を見て回り、大分遅い11時に出発。

サンタクロース村からは高速道路しか北上する道がないため、交通量が多くなるか心配していたのだが、思っていたより少ない。

それに、結構な追い風が吹いてくれているため、かなり速いペースで進める。
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そんな訳で「今日は少々だらけて走っても距離稼げるだろ」と読み、1時間走っただけで昼休憩。
川沿いで風景も良いし。

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普段はハムとチーズでサンドイッチを作り、それを昼食にしている。
スーパーでジャムがそこまで高くなかったので、Rovaniemiでついつい買ってしまった。
北国といえばベリー。美味い。

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レストエリアを過ぎてからは小さなアップダウンの連続。
天気も下降気味で、途中小雨がパラパラと降ってきたが、本降りにはならなかったので、運が良かった。

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追い風の恩恵をふんだんに受け、出発が遅かったのに110キロも走れてしまった。
ちょうど野宿に良い森も見つけられたし、この日はツイてるね。

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・・・とご機嫌だったのだが、ガソリンストーブの調子がすこぶる悪く、遂には調理中に火が消えてしまった。
数日前から調子が悪く、ポンプ内部のゴムを変えてみたりオイルを注したりしていたのだが、改善されていなかった。
もう一度分解してメンテナンスするか・・・と調理を中断し、ポンプを分解し、オイルを注し、組み立てなおした時・・・
「ペキッ」
バルブハンドルのポンプ本体側、プラスチックの雄ネジが捻じ切れてしまった・・・。
どうやらトルク(締める力)を掛け過ぎてしまったらしい。

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これでこの旅行中、3本目のポンプ破損なのだが、3本とも調子が悪くなった時の症状は同じ。
燃料ボトル内の圧力が徐々に弱くなっていく様に、火の勢いが弱まっていくというもの。
今思い返せば、全てこのメンテナンス時のトルクの掛け過ぎで、ポンプに亀裂が入ってたりしていたのではないか・・・。
下手なメンテナンスは逆に寿命を縮めるということですな。

ということで、最近はめっきり活躍の機会が減っていたウッドストーブを引っ張り出し、枝をくべて調理再開。
ウッドストーブの欠点は、雨が降った日は全く使えなくなってしまうことにある。
この日は快晴だったため良かったが、飯が原動力のサイクリストにとって、その日の晩ご飯の計算が立たない調理器具はちょっと辛い。

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北極圏に突入してまともな街も無くなるし、MSRを取り扱っているようなアウトドアショップがあるとは到底思えない。
今後は火を使わない侘しい食事になりそうだ。IMGP6027
(走行ルート:Santa Crauz Village→Santa Crauz Village北110km)

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