サンタクロースに会いに行こう~Santa Crauz Villageまで

Overtornea東55km~Santa Crauz Village
5/15 (725days)

5/15
7時起床。この日も快晴。
朝食を食べ、9時過ぎに出発。

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18キロ程走り、道路脇に川があったため、9日振りに水浴びと洗濯。
この日は世界的な有名人に会う予定があるので、失礼が無いように身だしなみは整えていかないと。
・・・というのは建前で、単純にここ最近の陽気で汗かきまくっていたため、不快感が限界に達していたので。

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その後、いくつか大きな湖を越えて、Rovaniemiという大きな街に到着。

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Rovaniemiのスーパーで買い物をし、Rovaniemiの郊外8キロ・・・。
この日の目的地に到着。

その名も、Santa Crauz Village。
そう、ここは本物のサンタクロースが住み、お仕事をしている村なのです。

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実際は、村というか観光テーマパークであり、建物は全て土産屋だったりカフェだったりするわけですが。

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村の中心の建物に行くと、ちょうどサンタクロースがいて、一緒に写真を撮ってくれた。
会話は最初英語だったのだが、日本人だと名乗ると、サンタクロースも日本語、それも相当に流暢に喋ってくれた。
「大阪に住んでいます」というと、「新大阪の近くですか?」みたいな感じで、結構地理にも詳しいご様子。

サンタクロースになるためには厳しい試験をパスしなければならない、と聞いたことがある。
毎年のクリスマス、子ども達にプレゼントを渡しに世界中を回り、また逆に世界中からサンタクロースに会いに、ここまでやってくる人達とお話しをする。
日本語だけでなく、世界各国の言語と地理に精通していなければ勤まらないお仕事だろう。

もちろん私もトナカイが空を飛んで、サンタクロースが煙突から家に入ってプレゼントを置く・・・なんてことは、もう信じていない。

しかし、世界中の子どもの夢と憧れの目が常に向けられる存在であり続けるため、他国の文化や言語を勉強して日夜努力し続けていることを思うと、感心すると共に、「やはりサンタクロースは実在したんだ。」と、改めて尊敬の念を抱いた。
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村には郵便局があり、ここには世界各国の子ども達からサンタクロース宛に届けられた手紙が保管されている。
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中にはスリランカの姉弟から届いた手紙があり、そこには「30年後、スリランカは自由を勝ち取ります。その時には是非、スリランカにも来てください。お会いできることを楽しみにしています。」という事が書かれており、思わず涙腺が緩みそうになった。

スリランカは2009年に長きに渡る内戦が終わったばかりなので、恐らくそれ以前に出された手紙だろう。
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ちなみにここSanta Crauz Villageはちょうど北極圏、Arctic Circle線上に位置しており、その境目を表すモニュメントが設置されている。
この白線から北が北極圏。

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なお、北極圏だというのにこの日は25℃と非常に暖かい、いや、暑い。

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東京はフィンランド語ではTOKIO。スペイン語でもこの表記だったな。
7,340キロ離れた日本では、正にこの時同名のアイドルグループがエライことになっていたそうで。

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Santa Crauz Villageで初めて気付いたのだが、フィンランドに入ってから時差が発生し、スウェーデンより1時間早くなっていた。

16時半にSanta Crauz Villageに到着したのだが、17時にはすべての施設が閉まってしまったので、翌朝もう少し見て回るためにこの日はSanta Crauz Villageのすぐ近くの森で野宿。

フカフカで凄く寝心地のいい森だった。

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(Overtornea東55km~Santa Crauz Village)

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