何とかなるではなく何とかするスタイル~Blasmarkまで

Hornefors~Blasmark
5/9~5/11 (719~721days)
5/9~5/11 (719~721days)
5/9
この日は朝に少し走り、Umeaという街に到着。
少し前からリアディレイラー(変速機)の調子が悪く、ワイヤーが切れているらしい。
事前に調べてみた感じだと、Umeaにはいくつか自転車屋があったので、その中で大きそうな店に行ってみる。
ワイヤー単体で500円、もし交換を頼めば工賃2,000円!
阿保らしい値段設定してやがるなぁ。
ということで、ワイヤーだけ購入して自分で作業することに。
値段も去ることながら、作業スペースも貸してくれず、「外でやって」との事。
今まで作業スペースを貸してくれなかった自転車屋はこの旅行中なかったので、それにも少し面食らってしまった。
値段も去ることながら、作業スペースも貸してくれず、「外でやって」との事。
今まで作業スペースを貸してくれなかった自転車屋はこの旅行中なかったので、それにも少し面食らってしまった。
ディレイラー自体は動きが悪くなっても別に走行に何の支障もないため、ワイヤーが切れるまで使ってやろうと思っていた。
今回初めて切れたので、この旅行中で初めての交換作業。
自分で交換はしたことないが、まぁ単純な仕組みだろうから難しくないだろう。
今回初めて切れたので、この旅行中で初めての交換作業。
自分で交換はしたことないが、まぁ単純な仕組みだろうから難しくないだろう。
実際、作業自体は難しくなく、1時間弱で作業終了。
Shimano純正ではないらしく、ワイヤーのタイコのサイズが合ってないが、今のところ問題なく走っているのでまぁ大丈夫だろう。
Shimano純正ではないらしく、ワイヤーのタイコのサイズが合ってないが、今のところ問題なく走っているのでまぁ大丈夫だろう。
「自転車旅行ってメンテナンス方法知らないとできないんでしょ?」とよく言われるが、そんなことは無い、というのは私が実体験で実証している。
余程の極地、例えば南極、砂漠、豪雪地帯に行けば話は変わるだろうが、それは旅行ではなく冒険だろう。
飽くまでも自転車旅行の範疇で楽しむのなら、別にメンテナンス知識がなくてもどうとでもなる。
ただ、「自分で修理してみよう」という姿勢は必要だと思う。
「困った時が覚え時」という格言みたいなのを、確かメンテナンス本で見たと記憶しているが、正にその通りで、基本的に自分で何とかしないといけないのも、また自転車旅行。
後は、そういう姿勢は毎日自分を支えてくれる自転車に対しての、最低限の礼儀というか。
「困った時が覚え時」という格言みたいなのを、確かメンテナンス本で見たと記憶しているが、正にその通りで、基本的に自分で何とかしないといけないのも、また自転車旅行。
後は、そういう姿勢は毎日自分を支えてくれる自転車に対しての、最低限の礼儀というか。
出発前は無知だった私も、今はペーペーくらいの、知識は身に着いたんじゃないだろうか。
その後は図書館でネットをしていたら17時半になっており、この日はUmeaの20キロ郊外で野宿。
5/10
この日は264号線を走る。
この日は264号線を走る。
交通量が前日よりも大分減ったため、落ち着いて走ることができる。
道自体は特に印象に残ることのない林道をひたすら走っているだけなのですが。
夕方、Burtraskという町に到着。
湖畔にある町で、こじんまりとしているが静かで良い町だった。
湖畔にある町で、こじんまりとしているが静かで良い町だった。
北欧の湖は、水自体が綺麗というのがもちろん大きな理由なのだろうが、光をよく反射、それも湖の縁でその反射が強い。
そのため、湖が白い線で縁取られた様に見えて、やけにくっきりと見える。
そのため、湖が白い線で縁取られた様に見えて、やけにくっきりと見える。
先日、ツーリストインフォメーションでスウェーデンの北部、Laplandと言われる地域の紙地図を入手できた。
久しぶりに手にする紙地図なのだが、やはり私にはスマートフォンの地図よりもしっくりくる。
俯瞰でその地区全体を見ることができるというのは、ストレスが無いし、見ていても楽しい。
この日は紙地図を長い時間、テントの中が薄暗くなるまで眺めていた。
5/11
この日も快晴。
この日も快晴。
午前中早い時間にSkellefreanという大きな街に到着し、充電とWifiを確保するため図書館へ。
Wifiが拾える度に、目的地であるヨーロッパ最北端の岬・Nordkappの天気を確認しているのだが、いつ見ても雨で気温も6℃程。
まだ2週間近くは掛かるはずなので、気が早すぎるくらいなのだが、それでもやはり天気が気になって確認してしまう。
ちなみに今いる地域はすでに初夏の陽気で、この日は22℃。
北欧の、しかも北極圏にほど近いこの地域で、こんなにも汗ばむことになるとは思ってもいなかった。
北欧の、しかも北極圏にほど近いこの地域で、こんなにも汗ばむことになるとは思ってもいなかった。
アップダウンの連続の田舎道を進んでいく。
スウェーデンではほとんどの家で、キャンピングカーもしくはトレーラーが置かれている。
その割にキャンプ場やアウトドショップは余り見かけることがない。
その割にキャンプ場やアウトドショップは余り見かけることがない。
キャンプ場の少なさは、国土が広いため、そこら辺の森や路肩に勝手に駐車しても問題ないということで説明が付く。
それに、もう北欧でキャンプ場に泊る事はないだろう。
それに、もう北欧でキャンプ場に泊る事はないだろう。
アウトドアショップは、かなり大きな街でもほとんど見かけることがない。
これは、後日入国するフィンランドやノルウェーでも同じことが言えて、後々キャンプ用品にトラブルが続出することになった私には、結構困った事となる。
(走行ルート:Hornefors→Umea北20km→Burtrask北東25km→Blasmark)