桃源郷・コペンハーゲン~Angelholmまで

Koge北20km~Angelholm
4/21 (701days)
4/21 (701days)
4/21
折角キャンプ場に泊ったのだからと、存分にネットで遊んでから、遅めの10時に出発。
キャンプ場から首都・Kobenhavn(コペンハーゲン)までは距離にして20キロ。
「自転車が好きならKobenhavnには寄ってみてもらいたい」と勧められていた。
その理由は、20キロ離れた郊外にあっても、はっきりと知ることができた。
ドイツでも自転車道はあり、その数の多さ、整備具合などは「日本と比べて随分先進的だな」と感心した。
それでも自転車道の切れ間に段差があったりと、細かい所に粗が目立った。
それでも自転車道の切れ間に段差があったりと、細かい所に粗が目立った。
このKobenhavn周辺はレベルが違う。
恐らくKobenhavn周辺の道路を設計した人達は、自転車を愛する生粋のサイクリストに違いない。、
恐らくKobenhavn周辺の道路を設計した人達は、自転車を愛する生粋のサイクリストに違いない。、
車道と完璧に区別された自転車道、地面に書かれた距離と分岐表示、信号待ち用の足置きと手摺。
自転車乗りが自然に目をやる位置、停車時に手や足を置きたい位置に、それらが設置されている。
何というホスピタリティの高さか。
自転車乗りが自然に目をやる位置、停車時に手や足を置きたい位置に、それらが設置されている。
何というホスピタリティの高さか。

それは中心部に入っても変わらず、車と自転車、歩行者のすみ分けが完璧に行われている。
首都に限らず、大都市にフルパッキングの自転車で向かうのは通常、大きなストレスを伴う。
車の交通量の多さや、治安的な面で払う注意が、その理由だ。
そんな自転車には最高の環境であるから、当然街中には自転車で溢れかえっている。
そして台数の多さもさることながら、自転車の種類の多さには思わず「うーむ」と感嘆の声が漏れる程。
そして台数の多さもさることながら、自転車の種類の多さには思わず「うーむ」と感嘆の声が漏れる程。
前輪側に大きな荷台が付いており、子ども大人問わず二人乗りができる自転車。
リカンベント(寝た様な姿勢で漕ぐ自転車)にフレームを付け、ボブスレーそっくりの自転車。
リカンベントスタイルだが、手で漕ぐ自転車。

リカンベント(寝た様な姿勢で漕ぐ自転車)にフレームを付け、ボブスレーそっくりの自転車。
リカンベントスタイルだが、手で漕ぐ自転車。

自転車にちょっとでも興味がある人ならば、Kobenhavnは本当に自転車を見に来るだけでも、価値があると思う。
世界中の自転車が集う、自転車にとっての桃源郷の様な都市だ。
世界中の自転車が集う、自転車にとっての桃源郷の様な都市だ。
中心地から程近い場所にあっても、広大な芝生にファイヤーピット、ベンチが置いてある公園があり、そこで昼食休憩を取ることにした。
私の他にも多くの人が、友人や家族とピクニックに来ている。
その公園の目の前には海が広がり、バイキングの末裔にふさわしく、カヌーを楽しむ人達がいる。
首都に面した海なのに、なんて綺麗で澄んだ海なのだろう。
その公園の目の前には海が広がり、バイキングの末裔にふさわしく、カヌーを楽しむ人達がいる。
首都に面した海なのに、なんて綺麗で澄んだ海なのだろう。
先進国の首都でありながら、アウトドアへの環境も完璧に整っている。
ここに住む人達に嫉妬すら覚える程で、私にとっては「世界で最も住んでみたい都市部門第一位」に、Kobenhavnが一躍躍り出たのだった。
ここに住む人達に嫉妬すら覚える程で、私にとっては「世界で最も住んでみたい都市部門第一位」に、Kobenhavnが一躍躍り出たのだった。
フェリーは僅か20分で、対岸に到着。
パスポートチェックはなく、スウェーデン最初の町・Helsingborgに無事上陸。
パスポートチェックはなく、スウェーデン最初の町・Helsingborgに無事上陸。
この時点で17時半だったため、少し急ぎ目に進んで行く。
カーブの注意喚起の看板がスウェーデン国旗のカラーと一緒。
「この一つだけのお洒落かな」と思っていたのだが、スウェーデンでは注意看板全部がこのカラーリング。
この国の人が如何に自分の国の国旗に埃を持っているか、というのが垣間見える気がする。
「この一つだけのお洒落かな」と思っていたのだが、スウェーデンでは注意看板全部がこのカラーリング。
この国の人が如何に自分の国の国旗に埃を持っているか、というのが垣間見える気がする。
Helsingborgから30キロ進んだ、Angelholmという町の中にある森で、スウェーデン初野宿。
作ったウッドストーブを試運転。
取り合えず火はしっかり点くことは分かった。
取り合えず火はしっかり点くことは分かった。
この日は料理には使わなかったが、火を見るのはやはり楽しくて、どんどん枯れ木を投入していく。
夜は冷え込む北欧の夜に、頼もしいお供ができた。
夜は冷え込む北欧の夜に、頼もしいお供ができた。
(走行ルート:Koge北20km→Angelholm)
素晴らしい。別世界ですけれ。