新大陸を前に一休み・・・?~Buenos Aires

Buenos Aires
3/17~3/22  (666~671days)

特に伏せる必要もなかったのですが、次回からはヨーロッパ自転車旅行編となります。
最北端の岬・ノルウェーのNordkappを目指していきます。

ヨーロッパ(正確にはシェンゲン協定圏内)でVISA申請無しに認められる滞在日数は90日間。
想定走行距離は約5,000キロ。

アメリカ大陸では極力自転車走行にこだわってきましたが、ヨーロッパでは柔軟に対応しないとオーバーステイになりかねない。

そこら辺は公共交通機関を活用しつつ、柔軟に対応していこうと思っています。
ただヨーロッパ編の前に、アルゼンチンの首都・Buenos Airesでの日々をば。
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アメリカ大陸縦断を完遂した私は、Ushuaiaにて3日間の休息を取った後、飛行機でアルゼンチンの首都・Buenos Airesへと向かった。

当初はUshuaiaから乗り継いで一気にヨーロッパに行けばいいや、と考えていた。
しかし調べてみると、UshuaiaからBuenos Airesを単発飛行にして、改めてBuenos Airesから乗り継ぎを駆使してヨーロッパに向かった方が安いことが分かった。

ということで、特に目的もなかったのですが、アルゼンチンの首都・Buenos Airesにやってきた。
・・・のだが、この滞在期間中が本当に胃に穴が開くんじゃないかというくらい、ストレスフルなものだった。

正確にはBuenos Airesが滅茶苦茶つまらないからという訳ではなく、私の無知のせいで起こった飛行機チケットの取り直し、のためのストレスだったのだが。
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当初はアルゼンチン・Buenos Aires→ブラジル・San Paulo→ポルトガル・Lisbon→ドイツ・Hamburgという複数乗り継ぎの飛行機チケットを予約していた。

ブラジルというのは南北アメリカ大陸の中で、日本人がVISA申請が必要な唯一の国なのだが、飛行機の乗り継ぎ程度の短時間滞在なら、基本的にVISA申請は必要がない。

ただ私の場合、ブラジルのSan Pauloでの乗り継ぎ条件が不味かった。
日を跨いでの18時間のトランジット、そして同一航空会社ではなく、違う航空会社への乗り継ぎだったのだ。

大体の空港は24時間以内の乗り継ぎであれば、空港内での滞在を許可している。
また、航空会社が同一会社、もしくは違う会社でも提携があれば、向こうで自動的に荷物の受け渡しをやってくれる。

ただ、今回は「日を跨いでの乗り継ぎで、かつ違う航空会社間の乗り継ぎ(提携はあった)」だったのが不味かったらしい。
預入荷物を一旦受け取り、改めて乗り継ぎ航空会社のカウンターでチェックンが必要・・・とのことだった。

預入荷物を受け取る=まず入国審査を受けてバゲッジクレームへと向かうことになる。
すなわちブラジルVISAの事前申請が必要になる。

UshuaiaからBuenos Airesに到着した時、利用する航空会社の空港カウンターにそのことを指摘された。
慌ててブラジルの電子査証申請を試みたが時間が足らず、旅行代理店に同一日で乗り継ぐ飛行機に変更できないか交渉してみたが、それも叶わず・・・

結局そのチケットでのフライトは諦めてキャンセルすることに。
キャンセル料を含めた手数料3万円をドブに捨て、改めて飛行機チケットを取る破目になった・・・。
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Buenos Airesでは合計6日間過ごしたのだが、結局その内5日間はホステルでキャンセル手続きやら新しい飛行機チケットの入手で頭と胃を痛め、1日だけ街に繰り出す・・・という全く無駄な時間を過ごすことになった。

それでも一応、1日だけは観光っぽいことはした。

観光地になっている有名な墓地
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最初は墓地でカメラを構えることに抵抗があったが、団体ツアーがバンバン来るような場所だったので、私も途中からあまり気にせずシャッターを下ろしていた。

時折、「おっ」と足が止まるような、自分好みの墓があったりする。
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「世界で最も美しい本屋・第2位」になったことがある本屋
劇場だった建物を、本屋に改装して営業している。

がっかりスポット。
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無料で入れる国立美術館
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長期間旅行というのは、よく「自分探しの旅」というふうに(皮肉も込めて)言われることがある。
実際には旅行なのだからただの遊びなわけで、旅行がその人の性格を変えたり、素晴らしい人格者に成長させる・・・なんてことは無いと、私は思っている。

ただ、自然や芸術に対する「感性」みたいなものはコロコロ変わる・・・と思っている。
これは長期旅行中であるなしに関わらず、その人の体調や精神状態、その時持っている興味というものが大きく左右する。

美術館では「おっ、この絵いいな」と思った物だけ写真に撮っておく。
大体その時に良いと思う作品には共通点があるので、後から見返してみると、その時の自分の感情や心境まで見えてくるようで面白い。

この時は肉感がよく現れている女性の人物画ばかり撮っていた。

・・・色々講釈は垂れましたが、要はこの時は三大欲求むき出しで芸術品眺めていた・・・ということになりますね。
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以上、これで本当に南米編は終わり。

コメント

  1. 素晴らしい。今後も期待しています。有難う。

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