予想外のジャングル~Caleta Gonzalo南20kmまで

Puerto Montt南東90km~Caleta Gonzalo南20km
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河原の野営場所で朝を迎える。
万が一の氾濫に備えて荷物は全部自転車に付けたままにしていたのだけれども、これってどっちが正しいのだろう?
まぁ、最適解は土手の上にテントを張る事なのだろうけど・・・。

朝食は通常インスタントラーメンと白米なのだけど、この日は時間短縮のためラーメンのみ。
朝靄が立ち込める中、7時半に出発。

この日はまたフェリーに乗らないといけないのでね。
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野営場所から15キロ、8時半にフェリーオフィスに到着。
よかった、営業していた・・・。この日は日曜日だったことを昨夜の内に気付いて、もしや休業では・・・と内心焦っていた。
でも、もう既に多くの人が並んでおり、整理券を取ると20組待った後の案内。

待つしかないのだけれども、めちゃくちゃ寒い。
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1時間弱待って、無事チケット購入。

これに乗ります。
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Hornopirenというフェリーが出ている町から南は、複雑に入り組んだ入り江によって道路が分断されており、このフェリーに乗らざるを得ない。
決して私がサボっている訳ではないということを、声を大にして申し上げておきたい。

フェリーの到着地はCaleta Gonzalo。
私の他にもサイクリストが続々と乗り合わせてくる。
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このフェリーが思っていた以上に大きく、また立派だった。
座席は全て合皮の革張りで、座り心地も悪くない。

そして思った以上に乗客も多い。私は割と最初の方に乗り込んだのだが、出発間際にはこの広い船内にはぎっしりと人、車、自転車が積み込まれていた。
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そして思った以上に航行時間が長い。
どれくらい掛かるのか全く知らず、「まぁ2、3時間だろう?」と思っていたわけです。

音楽を聴いたり小説を読んだりしている内に眠くなり・・・
目が覚めた時には3時間経過しているのに、外はまだ360度海に囲まれているわけで。
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まさか5時間掛かるとは。
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フェリーを降りて驚いたのが、降りた瞬間親指を立てたヒッチハイカー達の列、列、列。

ヒッチハイクは生涯で一度しかしたことがないので正攻法は知らないが、阿呆だねぇ。
私なら5時間もフェリーに乗っている間に声掛けまくって、フェリーの上で勝負を付けるね。
というか、降り場すぐで親指立てても後ろが詰まってくるんだから、車は絶対止まらんだろう。

まだ彼みたいに、少しでも自分で歩きながら親指立ててるなら応援したくなる。
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アウストラル街道といえば、私はアラスカやカナダのロッキー山脈の様な風景を思い描いていたのだが、待ち受けていたのは草が深く生い茂ったジャングルだった。

カナディアンロッキーというか、グアテマラのジャングル地帯やペルーのワスカラン国立公園に良く似ている。
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鳥のさえずりは聞こえず、聞こえるのは常に傍を流れる小川のせせらぎと、私にぴったりと着いてくるハエのブンブン鬱陶しい羽音のみ。

でも、川の色はものすごく澄んでいるし、ハエを除いて静かで、走っていて心地よい。
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フェリーから降りて走り始めたのが15時半。
未舗装路ということもあって走行距離が伸びず、15キロ程走った頃には夕暮れを迎え始めていた。

アウストラル街道なら野宿場所なんかいくらでもあるだろう!と思っていたのだが、結構回りはフェンスに囲まれていたり野宿に適していなかったりで、中々見つからない。

結局キャンプ場に着いたのだが、受付も値段表も見当たらない。
「お、タダかな?」と思い、夕食を作っていたのだが、後続で到着してきたサイクリストが「ここ、6,000ペソ(約1,100円)らしいよ」という。
「はぁ!?ただのテント泊で6,000ペソ!?」

やってられん。
そんな暴利でも続々とサイクリストが集まってきて、狭いキャンプ場はあっという間に人で溢れて来た。
作り始めていた晩ご飯を持って移動はできないため、晩飯だけキャンプ場で食べ、後続のサイクリストに場所を譲って19時半からまた走り直し。

旅行当初こそ素泊まりキャンプ場でも利用してきたが、今はお金を払って人の敷地内で自分のテントで寝る、というシステムが理解できない。

寝る場所なんてそこら辺にいくらでもある。
野宿場所を探しながら、徐々に暮れていく空に焦りながら走ると言うのも、また自転車旅行の醍醐味の一つだとも思っている。
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とはいえ、この日は全然見つからず、相当焦ったのだけれど。
それでも野宿場所くらい、何とかなるのもまた然り。

車のUターンスペースの奥にある茂みの中に、平坦な僅かなスペースを発見。
流石にこの野宿場所は、自分の野宿センサーを褒めてやりたい。
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(走行ルート:Puerto Montt南東90km→Caleta Gonzalo南20km)

コメント

  1. 素晴らしい。別世界の驚きです。

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