すげぇショッピングモール~Santiagoまで

Vina del Mar東80km~Santiago
1/20~1/21 (610~611days)

1/20
明朝5時半。
何だか体がチクチクするなぁと感じ、目が覚める。
こういう時はテントの中にアリが侵入し、体を噛んでいることがほとんどなのだが、どうもこの日はチクチクする箇所、頻度が多い気がする。

灯りを付けてみると、灯りの中に浮かんだのは千匹はいるだろうかという、おびただしい数のアリ。
あぁ、こりゃイカンわ。ということで即時撤収。

まだまだ暗い中、7時前に出発を余儀なくされた。
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朝靄で視界もはっきりしない中、九十九折れを上っていく。
流石に朝一から500メートル標高を上げるヒルクライムはしんどいです。
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 峠を越えた先も、まだ靄が晴れずにガスっている。
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峠を越えた先、下った後は再び高速道路に合流。
書くことは何もない。
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36キロ走り、11時にSantiago到着。
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流石チリの首都。
高層ビルが立ち並び、うるさい車がびゅんびゅん通過していて、日本そっくり。
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メイン道路の中央分離帯には自転車専用レーンがあり、非常に走りやすいのだが、そこにはホームレスが眠っていたりして、あまり良い雰囲気はない。
ビルや家には落書きが多い。

重犯罪はともかく、軽犯罪に巻き込まれそうな雰囲気は、長く滞在した南米の中でここSantiagoが最も感じた。
チリは治安が良いと言われており、人も実際親切なのだが、なまじっか建物が近代的なため、そういう汚い部分が際立ってそう感じるのだろう。
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Bicycle Counterということは、通過する自転車をカウントしているのだろうが、何の意味があってカウントしているのだろう?
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宿は事前に調べていた、準日本人宿と言われているHostel Talesに投宿。
値段は5,000ペソ(約1,000円)と、チリでは破格の値段なのだが、まぁ雑然としている。

オーナーのスコットが一人で経営している様で、ごみ屋敷とまではいかないが、どこの机の上にも隙間なくびっしりと何かが置かれている。
私も同じタイプの人間であり、「物を箪笥や棚に仕舞わずにそこら辺にバラまいているけど、自分の中では置き場所はきっちり決まっている」という人間なので、非常にシンパシーは感じるのだが・・・。

ビジネスとなると話は別だろう。

そのくせ水の使い方には異常にやかましかったり、ここでのんびりしようという気にはなれそうにない。
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と言う訳で、着いた初日からさっさとタスクを潰していく。

まずはアジア食材店に行き、だしと味噌の補充。
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次にガソリンストーブ。
Mall Sportというスポーツ専門のショッピングモールにて、無事MSRのウィスパーライトインターナショナルを99,000ペソ(約18,000円)で入手。少し高いが、まぁ仕方ない。
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そしてこのMall Sportが凄すぎた。
入り口を入る前に目に入ってきたのは、展示販売されているいくつものクルーザー。
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モール内は、ど真ん中にクライミングのアトラクションが設置されており、その回りに並ぶテナントは全てアウトドアストア。
乗馬専門
店まであるのはびっくりを通り越して、チリのアウトドアに対するジャンルの広さに感心してしまった。
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そして最も衝撃的だったのは、なんとオルトリーブのサイドバックが売っていること。
これはチャリダーなら誰もが驚くことだと思う。
少なくとも南米で見つけられる代物ではない。

私は見た瞬間、「うおぉっ、マジでぇ!?」と叫んでしまい、一緒に行動していたバックパッカーの人がびっくりしてしまう程大声を出してしまった。
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さしずめチャリダーなりきりセット、といったところか。
これ丸々をそのまま買えば、誰でもウシュアイアまで行けてしまうね。
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自転車屋もかなりレベルが高く、Shimanoのパーツが壁一面にズラーっと並んでいる。
いやぁ、このモールがここまで凄いとは思っていなかった。
正直そこまで期待もしていなかったのだが、いい意味で裏切られることになった。

アウトドア好きなら、テンションが上がる事間違いなしだと思う。
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いやぁ、Mall Sportのお陰でSantiagoに来てよかったと思わせてくれる充実ぶりでした。

(走行ルート:Vina del Mar東80km→Santiago)

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