2017年走り納め~Belenまで

Banos Termales los Naciomentos~Belen
12/29~1/1 (588~591days)
12/29
幸い岩小屋の休憩場所は2つあり、ストーブが炎上した場所とは別の小屋にテントを張り、一夜を明かした。
朝になって炎上した小屋を覗くと、まだプラスチックの溶けた嫌な臭いが外に逃げずに充満している。
パンにジャムを塗って朝食にし、半ば呆然とした気持ちで温泉を後にする。
道は結構アップダウンが多かった記憶があるのだが、ほとんど記憶に残っていない。
ガソリンストーブが無い今、飯はどうすればいいのか、ということを走りながら考えていたため、風景が全く頭に入ってこなかった。
とりあえず、この日の目的地であるBelenという町から南に下れば、Mendozaという大きな都市がある。
Mendozaは南米最高峰であるアコンカグア山への登山をする人には拠点となる場所であり、そういう場所であれば必ずアウトドアショップがあるはず。
Mendozaまで距離はBelenから800キロ程。
大体8日くらいで到着できるはずであり、その間を缶詰やパンなどでしのぎ切ればなんとかなるだろう。
もう一つ、風景を頭に入ってこさせなかった原因は、アメリカ大陸縦断後の次に走る大陸。
南米最南端のUshuaiaまで、距離にして約4,000キロちょっと。
時間にすれば2か月ちょっとであり、年が明けて3月には到達するだろう。
もちろん、これまでにUshuaiaに到着すれば次に向かう大陸はある程度考えていたのだが、改めて具体的なルートや季節を考慮して考えてみるとしっくりこない。
頭の中に世界地図を思い描き、あーでもないこーでもないと、その地図の上を何度も自転車に乗った自分を行ったり来たりさせる。
そんなこんなで。
Belenに到着。
小さい町ながらスーパーマーケットもあり、宿も暑いことと、パソコンを触っている横で水鉄砲を空に向けて打っている以外は静かで居心地が良い。
そういうことで、ここBelenで2017年の走り納めとし、年を越すことにした。
多分、年末とかに関係なくこの町は静かなんでしょう。
騒々しさとは無縁の静けさが、町全体を覆っているかのよう。
アルゼンチンは渋い車が多い。
12/30~12/31
折角の年末なので、料理もそれなりに頑張ってみた。
2018年は少し料理にも凝っていきたい。
親子丼
茄子のみそ炒め
アルゼンチン名物・牛ステーキ
プリン
大晦日の夜は、ホステルオーナーの親族が集まり、年越しパーティーを中庭でやっていた。
女将さんが「あなたも参加しなさいよ」と言ってくれ、混じらせてもらったのだが、とにかく出るわ出るわ、肉が。
鳥からブタから牛から、次々に運ばれてくる。
何日か前、Belenに着く前のどこかで「アルゼンチンでは年末、新年に何か特別な物を食べるの?」とアルゼンチン人に聞いたら「肉だ」と答えたのだが、正にその通りだった。
新年を迎える直前は、パインの入ったジュースを持って乾杯をしていたのだが、これも特有の文化なのだろうか。
そして年明けの瞬間は、こんなに小さな町でも花火が打ちあがり歓声が上がっていた。
ホステルでも「Feliz Nuevo ano!」と、ハグをしあっていた。
2018年は1日から走ろうと決めていたのだが、目を覚まして見ると外は雨。
昼過ぎまで粘ったのだが、雨は止むことなく地面に水は溜まる一方。
諦めてもう一泊・・・という何とも幸先の悪い幕開けとなったのでした。
(走行ルート:Banos Termales los Naciomentos→Belen)
最高。自転車旅行は完全に異国、異次元国の旅行と確信です。メンドウサを
バスで楽しみ、ウシュワイヤで1ヵ月の生活です。そこで年越しです。
牛肉の安さと美味さには満足です。厭きました。でも、凄い。感動報告有難う。
今はハカランダと言う紫色の花が満開では、と思いますが。4月頃はメキシコ
でも満開でした。移動に追随でした。楽しい思い出です。
ハカランダ、調べてみましたが、今のところこのように鮮やかな紫の花は見ていないように思います。現在はパタゴニア地方に入り、多種多様な花や樹々が見れますので、その内見られるかもしれませんね。
> 最高。自転車旅行は完全に異国、異次元国の旅行と確信です。メンドウサを
> バスで楽しみ、ウシュワイヤで1ヵ月の生活です。そこで年越しです。
> 牛肉の安さと美味さには満足です。厭きました。でも、凄い。感動報告有難う。
> 今はハカランダと言う紫色の花が満開では、と思いますが。4月頃はメキシコ
> でも満開でした。移動に追随でした。楽しい思い出です。