ワインの名産地・Cafayateへ~Cafayateまで

La Vina南76km~Cafayate
12/25 (584days)
12/25
この日目指すCafayateはテントを張った場所から僅か30キロ弱。
アルゼンチンでも有数のワインの名産地らしく、ワインを引っ掛けてこれまたアルゼンチン名物の牛ステーキを頬張ってクリスマスを過ごすなんて、素敵やん?
実際には頑張らなくてもほとんど平坦で、しかも景色が良い渓谷の道をスムーズに進んで行く。
この日の風景は、前日の様な細かいオブジェが連なってできた奇岩ではなく、一枚岩でお城の様に大きな物が多いように思う。
そんな楽しい渓谷地帯も僅か30キロ弱の距離ではすぐに途絶え・・・
Cafayateに近づくにつれてブドウ畑が増えて来た。
そして・・・
「あっ」
という間にCafayate到着。
町の入り口から既にワインの名産地という雰囲気がプンプン漂ってくる。
これは楽しみだ。
まずは宿探し。
町の入り口にちょうどホステルがあり、テントサイトが80ペソ(約580円)と安く、Wifiもキッチンも使えるとのことですぐに投宿。
ホステルのフリースペースの天井には「ブドウなんて腐るほど採れるんだから、好きに食べなさい?」と言わんばかりにブドウぶら下がっている。
うーん、流石ワインの名産地。ますます楽しみだ・・・。
ホステルに到着したのが12時半で、ゆっくりしていたらシエスタに突入してしまったため、夕方に改めてCafayateの町に繰り出してみた。
繰り出してみた・・・
繰り出し・・・あ、あれ?
何か全部閉まってない?
この旅行に出て2回目のクリスマスなのだが、前回はメキシコで友人のDaveの家で過ごしたため、町の中でクリスマスを迎えるのは実質初めての経験。
日本ではクリスマスといえば子ども達や恋人達のための日であり、そこかしこにイルミネーションがありお祭り騒ぎだ。
それが海外では家族で過ごす大事な日、という位置づけであり、誰も働いていない。
当然酒屋も肉屋も開いていない。
嗚呼無常、私のステーキとワイン・・・。
手持ちの野菜とスパイスで肉無しのカレーを作る。
・・・今日はクリスマス。
俺はまだまだカレーライスでいいや。
(走行ルート:La Vina南76km→Cafayate)