北の大都市Salta到着~Saltaまで

Quebrada Carachi~Salta
12/20~12/22 (579~581days)

12/20
朝起きてみると、昨夜あれだけうるさかった馬達がきれいさっぱりどこかに行ってしまっていた。
4日後にある有馬記念に向けて、日本に旅立ったか・・・。
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昨晩の晩御飯だったスパイスカレーを温めて食べ、8時半に出発。
昨日夕方にあれだけ強かった風は、朝になるとパタリと鳴りを潜めている。

テントを張った場所が確か標高3,000メートルそこそこで、この日到着予定の都市・Saltaは標高1,100メートル。
標高差2000メートル近くのダウンヒルであり、朝から谷間の川沿いを、気持ちよく下っていく。
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いやぁ、ここの道は素晴らしい。
景色よし、道よし、天気よし。文句の付けどころがない。
チリの首都Santiagoに南下するにあたって、アルゼンチンに一度入国してよかった。
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まぁ、途中から未舗装路もミックスされるんですけどね。
どうやら新道を通すための工事中らしい。

シコ峠上でチリも一部道路工事をしていたが、チリは工事を分散させるスタイルで、アスファルト道・未舗装路・アスファルト道・未舗装路といった具合だった。
それに対しアルゼンチンは、工事を分散させずに端っこから徐々にアスファルト舗装にしていく一点集中スタイル。

国が違えば文化も違うが、こういう所でも違いが出るのが面白い。
走っている時はムカついてるんですけどね、「国道くらい全面アスファルト舗装にしとかんかい!」と。
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川沿いには線路も通されており、この線路はSaltaまで続いている。
この区間は現在でも運行されているらしいのだが、残念ながら見ることはできなかった。
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そしてお昼前、Campo Quijanoという町に到着。
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これから向かうSaltaはアルゼンチン北部では最も規模の大きな都市であり、ここQuijanoはその郊外に位置している。

アルゼンチンで初めてまともに都市圏の町を訪れたが、今までの南米の国々とは明らかに雰囲気が違う。
等間隔で街路樹が立ち並び、広い庭にプールを備えつけた立派な家がいくつも建っている。
雰囲気で言えば、ニュージーランドに近いと感じた。
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こういう風に雑に路上販売しているところとかは、今までの南米と変わらないんですけど。
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Quijanoからは苦労なく、すんなりSaltaに到着。
信号、ましてや自転車道なんて久しぶりに近代文化の匂いを嗅ぎましたよ、私は。
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目星を付けていたホステルに投宿。
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私はテントに、濱さんは自転車にそれぞれ問題を抱えていたため、一緒にホームセンターやら色んな所に買い物に行ったのだが、南米とは思えないハイソサエティっぷり。
日本、アメリカやメキシコのショッピングモールと遜色ないんではないだろうか。
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お洒落に関しては日本が数百歩くらい先を行っている気はするけど。
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自転車もShimanoの上位グレードのパーツが結構揃っている。
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さぁ、そしてSaltaに到着するまでに楽しみにしていたのが何といってもアルゼンチン産の牛肉。
アルゼンチン名物といえばワインと牛肉、と日本でも有名だが、アルゼンチン産の牛肉は日本では輸入禁止となっている。

私はそんな事全く知らなかったのだが、そういう訳でアルゼンチン産の牛肉を食べるのは人生で初体験ということになる。
味は・・・

最高に旨い。
赤身が多いが、脂もしっかりと乗っていてまさにステーキ、という感じ。
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Saltaには3泊したのだが、濱さんと一緒にワインを開け、ステーキ、ビーフストロガノフ、またステーキ・・・と言った具合に、まさに酒池肉林の日々を過ごしたのであった。
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(走行ルート:Quebrada Carachi→Salta)

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