突入せよ!宝石の道~宝石の道入り口まで

Alota北西10km~宝石の道入り口
11/30 (559days)
11/30
奇岩地帯の野営場所を7時過ぎに出発。
野営場所が上り坂の途中だったため、朝から上りなのは分かっていたが・・・分かっていても上りはきつい。

丘を一つ越えたと思っても、遮る物が何もないこの高原地帯ではその数キロ先にある上り坂が、今しがた上った丘の頂上からはっきりと見ることができる。
つまり、この先さらに疲れているであろう私が簡単に想像できるということになるわけで。
事実疲れるし、文句ばかり言っているが、風景自体は地球の原風景の中を走っているようで本当に気持ちがいい。
「私はこの風景が見たくて南米に来たんだ!」という気持ちが込み上げてきて、感慨深い物があった。
まだ宝石の道に入ってすらいないのに、クライマックスに抱くような感情になってしまうくらい、この道に広がる風景は素晴らしい。
「176(イナロク)」という数字は、兵庫県民なら誰もが思わず反応してしまう数字だと思う。
Alotaから28キロ進むと、看板付きで「Laguna Colorada」への分岐が現れる。
これも宝石の道への入り口なのだけれども、ここを曲がってしまうと一部見ることができない湖があるためこれは無視してさらに先へと進む。
・・・進むのだけれども、地図上ではAlotaから36キロを走れば宝石の道の入り口となるらしいのだが、一向に目印や標識が見当たらない。
一応分岐はあるのだが、「先ほどの入り口みたいに流石に看板があるだろう」という先入観と、山に向かって結構な斜度の上り坂があり、「流石にあれは上らないだろう」と考えてスルーすることにした。
そこから更に3、4キロ程進んでみたのだが、入り口になりそうな分岐は見当たらない。
「まさか・・・」と思いスルーした分岐に引き返すと、ちょうどツアー車の様な4WDが分岐の先からやってきたため「Laguna Colorada(コロラダ湖)ってこの先?」と聞くと「そうだ」という。
さすがにこんな標識だけじゃ全く分からない・・・
というか、まじであの斜度の上り坂を上るのか・・・
何はともあれ宝石の道の入り口に辿り着くことができた。
この時点で時刻は12時半。
スゴいとしか言い様のない、見たこともない景色やねぇ。
素晴らしい。凄い。これがすべて。