ウユニ塩湖の入り口へ~Tauhaまで

Salinas de GM南10km~Tauha
11/21 (550days)

11/21
昼間は殺人的な日差しなのに、夜中は寝袋に完全に包まらないと寒さで起きてしまう程冷え込む。
それも朝日が昇れば急激に気温が上昇するのだから、寒暖差が相当に激しい。

撤収し、7時半出発。
一応自転車に乗って走れるのだけれどもアップダウンが多く、石もかなり多く転がっている。
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しばらく走るとTauha方面へ向かう分岐が現れる。
Tauhaはウユニ塩湖の北側入り口にあたる集落で、私もここから塩湖へと入っていく予定だ。
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この分岐からは砂が深くなり、とても自転車に乗れたもんじゃない。
押していたとしても時折タイヤを砂に取られ、大きくバランスを崩してしまう。

これまでも未舗装路で走れなくなって押したことはあるけれども、その理由のほとんどが大きな砂利道だったり、斜度がきついという理由だった。
深砂というのは押してもどんどん埋まってしまい、それを無理やり進ませるために滅茶苦茶力を込めないといけない。

深砂というのが、未舗装路では一番自転車旅行者には嫌な条件かもしれない。
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私も彼等みたいに4足歩行する自転車が欲しい。
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深砂地帯は5キロ程で終わったのだが、その後もずっとアップダウンとコルゲーションは続く。
かなりストレスが溜まる走行。
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常に見えている火山は徐々に形を変えるため、その変化を見ることで「あ、確かに火山の裏手に向かって進んでいるんだな」と実感することができる。
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深砂、コルゲーション、上り坂に悩まされ続け、一つの丘を上り切ると、そこには開けた景色が広がっていた。
余りにも明るく見えたため、何が見えたのか一瞬分からなかった。

いや、事実そこには何もなかった。白い大地以外は何も。
少し間を置いて、それがウユニ塩湖だとはっきり分かった。

こんなにも大きいのか、としばらく自転車を止めて見とれていた。
まるで大きな海を見ているようだ。
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丘から坂道を下り、Tauhaの町に入る。
そうではないのは分かっているのだが、どことなく港町のような雰囲気を感じるのは、先ほど塩湖が海に見えたからだろうか。

町の人も穏やかで、皆一様に笑顔で挨拶をしてくれる。
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Tauhaにはレストランなどないと思っていたが、看板を出していないレストランが一軒あり、そこで昼食にありつけた。
キヌア(木の実?)のスープと、スパイスを使った米料理。カレーの様でとても美味しかった。
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昼食を終え、Tauhaを後にすると道はウユニ塩湖への入り口に続いている。
その塩湖に立ち、まるで大海原へと漕ぎだすような緊張感を少し覚えた後、塩湖へと自転車を走らせ始めた。
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(走行ルート:Salinas de GM南10km→Tauha)

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