竜巻と浮島と自転車と~Paznaまで

Oruro~Pazna
11/18 (547days)
11/18
Oruroから先、ATMがあるような街はUyuni以外ないと予想し、銀行へと向かう。
更に、小さな集落の商店やレストランは高額紙幣対するお釣りを絶対に用意していないため、降ろしたお金を銀行で小さく崩して置く。
その後マーケットをぶらぶらしてUyuniまでの食料を買い込んだりしていたら出発が10時過ぎになってしまった。
特別急いでいないので遅くなる分には全然かまわないのだけれども。
平坦で暇な風景が過ぎていく。
こういう時、ペダルは漕いでいるんだけれども眠くなってくる。
自転車という乗り物が、如何にエネルギー効率よく進んで行くというのがよく分かる。
いや、寝ちゃいかんのだけれども。
平坦で色んな角度から風が吹き込むからか、あちこちで竜巻が発生している。
巻き込まれたら多分自転車ごと倒されるのだろうけれども、不思議と突っ込んでみたくなる。
いや、突っ込まないけれども。
ウユニ塩湖までもう300キロを切った場所まで切っているのだが、道路脇の土の色が白色になってきた。
地図上では、私から見て右側10キロ程先には湖があるはずであり、その湖も塩湖なのだろうか。
その湖にあるはずの島がいくつか見え、どういう原理の錯覚かは分からないがどれも皆浮いて見える。
こりゃぁ天空の城のバーゲンセールだな。
その後も変わらぬ平坦道をこっくりこっくりしながら走り・・・
道路を横切る竜巻が通過するのを待ち・・・
人がいるのかいないのか分からない集落を過ぎて・・・
17時頃、80キロ走ってPaznaの町に到着。
幹線道路が町のど真ん中を突っ切っており、町の出口では何故かバリケードが張られている。
そのバリケードの横に警察署があったため、警察に頼んで隣にテントを張らせてもらえることになった。
翌日にはメインの道路から外れ、ウユニ塩湖へ通じる分岐へと入ることになる。
(走行ルート:Oruro→Pazna)
素晴らしい。バス旅でしたので、記憶がありません。写真見るだけで感動です。最高。