大当たり、ヤバい意味で~Chalhuancaまで

Pilluni~Chalhuanca
10/18~10/20 (516~518days)

10/18~10/20
疲労が溜まっていたのか、珍しく遅めの7時過ぎに起床。
生徒数2人だけの学校に別れを告げて出発する。

昨日に山のピークは越えているため、この日は走り始めから下り坂。
私は山道が好きだけれども、その理由の半分は「上り切った後に下り坂があるから」だと思う。
だって下っている最中はペダル漕がなくていいわけでしょう?
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ペルーの坂道は勾配が緩いため、下り坂で速度が出過ぎることもない。
ブレーキを掛けるための指先操作だけで、どんどん距離を稼いでいく。

当然ながらその分どんどん標高も下がっているのだが、Cusco手前でまた標高4000メートル近くまで上ることが分かっているため、少し複雑な心境。
ハリネズミのジレンマ的な。
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昨日の雨が草原にいくつも水たまりを作り、アンデスの青空が水面に映し出されている。
その水たまりに動物達が集まり、首を垂れて水を飲んでいる。

昨夜お世話になった学校の先生曰く、この辺りは夕方以降はしょっちゅう雨が降るらしいので、動物達にとっては水に困らず理想的な環境だろう。
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しばらくして、それまで緩やかに下っていた坂道がジェットコースターの様に真っ逆さまに下る勾配に変わった。
谷を挟んで向かい側の山肌にジグザグに上る坂道が見える。
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「おいおいマジかよ、あのジグザグを上らされるのか・・・」
と不安に思っていたが、どうやらその必要はなく、川底まで下り切ってそのまま川沿いに進んで行くようだ。

ちょうどその道が伸びる先には尖った雪山が聳えている。
Nazcaに辿り着くために、またこの山を越えていくのだろう。
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谷底まで到達すると、川沿いに平坦に伸びる道に行き当たる。
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この日朝からずっと下りだったため、かなりのハイペースで距離を稼いでいる。
目的地のChalhuancaまで20キロを切っていたのだが、腹も少し減ってきていたため早めに昼食を取ることにした。

今にして思えばこいつが原因だったのかもしれない・・・。
いや、美味しかったんですけどね。
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昼食後更に進み14時頃、Chalhuancaに到着。
小さいがレストランも安宿も結構な数を揃えている。
取り合えず適当な宿に投宿し、半日休みに充てることにした。
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Cuscoまで一気に駆け抜けたかったため、Chalhuancaには一泊だけの予定でいた。
が、投宿して一時間程だろうか、軽い悪寒を感じ始めた。
「まぁ軽い風邪程度だろう、早めに寝れば朝には治る」

実際、翌朝起きた時には熱は下がっていた。
しかし今度は重度の下痢。
トイレに行って、ベッドに戻ればまた数分後にはグルグルと腹が鳴りだしてベッドに駆け込み・・・の繰り返し。
不思議なことに腹痛はなく、ただただ垂れ流し状態。
この日は絶食し、何も口に入れないことにした。

翌朝、午前中は調子がよく、下痢も収まったかに思えた。
しかし夕食にCaldo de Gallina(鶏のスープパスタ)をレストランで食べていると、途中で脳貧血のような症状(中学生の頃はよくなっていた)が出始め、目まい・吐き気・手足の痺れから、食が進まなくなった。
レストランの椅子から立ち上がるのもしんどく、ようやくホテルに辿り着いた頃には下痢が再発。

旅行始まって以来の重度の体調不良であり、「翌朝まだ悪ければ病院へ行こう」という考えと「もしかしたらここで旅行が終わるのか・・・」という不安が頭の中を渦巻いていた。
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(走行ルート:Pilluni→Chalhuanca)

コメント

  1. 体調には十分注意して下さい。私は通風で方々の国で病院です。痛い所を指さし、ここ・ここと日本語で通じます。オモシロイ体験です。頑張ってください。

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