50音順コラム あ・「雨」

ペルーのLimaにてしばらく休養するため、何か書くことでもないかなぁと考えて、五十音作文的な感じで一つテーマを決めて自転車旅行に関連する短文コラム的なことをやることを思いついた。
飽くまでも私の暇つぶし的な感じで、本編とは違って普段取り扱わない様な些細なことを、不定期で書いて行こうと思う。
自転車乗りにとって、最大の敵となるのが雨。
朝、目が覚めた時に雨が降ってくれているパターンだとまだマシ。
この場合、降り具合を確認した上で、小雨なら強行出発、強めなら少し待つか、もしくは諦めて休養日とすることができるためだ。
もちろんこれも、ホテルなど宿泊施設にいる場合が前提条件であり、テント泊だと強行出発しか選択肢はないわけではあるが・・・。
一番困るのは、走っている時に降られること。
市街地や集落の中を走っている時であれば、屋根のある場所で雨宿りをできる可能性があるかもしれない。
しかし、山岳地帯や無人地帯を走っているときであれば、屋根など望めるはずもなく、降りしきる雨の中を走るしかない。
そこで登場するのはゴアテックス素材のレインウェア。
恐らく自転車乗りのほとんどが、ゴアテックス素材の良いレインウェアを持ち運んでいるのではないだろうか。
これは石田ゆうすけ氏の「行かずに死ねるか」にて、氏が「ゴアテックス素材のレインウェアは自転車旅行で絶対に欠かすことができない」と述べていたことが、かなりの影響を及ぼしている気がする。
というか、私が完全にその口。
実際にはどうかというと、正直私はレインウェアはあまり着ない。
よっぽど強い雨だと流石に切るけれども、小雨だとそのままの服装でごり押しで走ってしまう。
それでも、確かにゴアテックス素材の効果というのは絶大な物だと思う。
雨に降られ表面が濡れても、屋根のある場所に入ってバサッと降れば、ほとんどの水は払い落すことできる程。
ただし、雨に身体が濡れることは防げても、結局中で汗びっしょりになって濡れることにはなるのだが・・・。
まぁ、体が濡れることに対しては走行を止める理由には、私の場合最重要原因にはならない。
では何が最重要原因になるかというと、「雨の影響による視界の悪さ」になる。
私は視力が悪いので、眼鏡を走行中から掛けて走っている。
コンタクトレンズは持ち運びが面倒だったり購入するコストからこの旅行では持ってきていない。
雨が降ると、当然レンズが濡れる。
最初はレンズ上で小さな粒だった水が、時間が経てば合わさって大きな粒となり、やがてレンズ一面水たまり状態となる。
そうなると、もうモザイクでも掛けてんのか?という程に視界はぼやけ、むしろメガネ外した方がいいんじゃないのかという状態になってくる。
かと言ってメガネを外すと、1メートル先の物だってぼやけて見えるくらい視力が悪いのだから、今度は障害物などに接触する可能性が高くなるため、それは当然できない。
一枚目が晴れの日の走行で見えている視界だとすると、二枚目が雨の日の視界、という感じ。
誇張抜きで、これくらいのレベルでぼやけて見えるようになる。
これは非常に危険な状態である。
現状、雨によるこの視界の急激な悪化に対して、何も対策を取ることができないでいる。
というか、取りようがない。
そこで、私が提唱するのが「ワイパー付きメガネ」の開発。
電池はボタン電池などの小型なものか、フレームに小型のソーラーパネルを埋め込んだものを動力として動くワイパーをレンズ前に設置。
当然ワイパーは普段邪魔にならないような設計。
これは、メガネチャリダーには滅茶苦茶に需要が高い商品になるはず。
ぜひとも、アウトドアメーカーならびにメガネメーカーには開発を急いでいただきたい。
できれば私が旅行を終える前に作ってもらいたい。
雨の日は、こんな下らないことを考えながら、イライラしながら走っています。
(笑)あはは
ワイパー邪魔で余計見えなさそう(^^;面積狭いし(^^;
そう言えば、かなり視力悪いって言ってましたっけね。