何事も上から見れば映える~Hualgayocまで

Chota~Hualgayoc
9/5 (473days)

9/5
Chotaの街を出ると、予想外にアスファルトの舗装路が続いている。
滑るような走り心地のアスファルト道にのって、眼下で小さくなるChotaの街を尻目に順調に坂道を上っていく。
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この日は少し曇り気味で、風景にもガスが掛かっていてあまり良い風景というのは望めそうにない。
やはり暑くてもいいから、自転車旅行というのはカンカン照りの日差しの下で行われるべきだ。

Chotaを出てからはインディヘナの人々が多く住んでいるのか、パナマ帽を被った独特な人々と牧草地で飼われる家畜をよく見かけるようになった。
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35キロ程走り、Bambamarcaの街に正午頃到着。
食堂に入り、Carne de Res(牛肉)を注文。今日も米が美味いです。
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補給食のパンを買った後、幹線道路に戻るために住民に道順を尋ねながら走る。
誘われた先が、えげつない角度の鬼坂。

流石に自転車を漕げず手で押して上り、住民達の「どこから来たの?」の質問に息を切らせつつ「ハポン(日本)」と答える。
今まで中南米と走ってきて、男性や子どもから声を掛けられることが多かったのだが、ペルーでは年配の女性も興味津々で声を掛けてくる。
よっぽど外国人が珍しく、かつ好奇心旺盛な民族性なのだろう。

ちなみに私が道を聞いた年配の女性は、私が正しく曲がり角を曲がるのか心配だったのか、ずっと道の真ん中からこちらを見てくれていた。
(※写真中央・一番手前に立っている人の更に奥、米粒くらいに見える人)
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流石にこの階段は上っていないけれども、山間部の斜面を利用したBambamarcaの街。
脱出するのに一苦労だった。
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Bambamarcaを出発してからが、この日のハイライトだった。
山肌に沿って進んで行くのだが、Bambamarcaから10キロ程走った辺りから視界が開け、また天候も晴に転じて見える風景が非常に良くなってきた。
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更に進むこと数キロ。
目の前にどでかい山が現れ、その山肌に沿って通された道を車が走っていくのが見えた。
それを目で追ってみると、嫌な予感はしていたが案の定山の頂上まで上っていった。
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この時点で標高3200メートル程。どうやら3500メートルまでは上る事を覚悟しておいた方がよさそうだ。
山との距離が近くなり、斜度も少しきつくなってきた。
ここから上り開始ということか。
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正に文字通り「一山越える」走行なのだが、こういう時はまず間違いなく絶景が拝める。
しかも、自分が走ってきた道を一望できるオマケ付きだ。
それを楽しみに坂道を上っていれば、しんどくなど・・・あるか。
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頂上付近。
麓でこのどでかい山が目の前に現れてからここに来るまで、確か2時間弱掛かった。
今、その2時間弱の私の軌跡が眼下に広がっている。
坂道を、山を征服した気分になり、非常に心地よい。

山の風景や、街の夜景などもそうだが、上っている最中や街中にいるよりも、高い所から見た方が良く映えるし、楽しい。
こと「道」に関しては、それが顕著だと思う。
それが山間部の道のようにウネウネと何度も九十九折を繰り返しているようなものだと、尚更だ。
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頂上からしばらく走る事数10分、Hualgayocの町に到着。
四方を山に囲まれた、秘境の町といっても過言ではない様な雰囲気がある。
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この町、こんな山深いところにあり人口も相当に少ないだろうに、立派なグラウンドと、何とコロシアムまで存在している。
私が訪れた際には、ちょうどそのコロシアムで闘牛が行われており、スタジアムは満員御礼、町外れの小高い丘にまで住民が闘牛を見ようと参列している程の盛況っぷりだった。
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しかしこのHualgayocの町、聞いてみるとホテルが一軒もないとのこと。
一応地図には載っている規模であり、コロシアムもあるのに・・・。

仕方がないので先には進むのだが、この時点でもう17時。
太陽も落ち始めており、しかも行く末にはさらにもうひと山聳えているのが見える。
流石に焦り始めるのだが、かと言って上り坂のためスピードは出ないし、空腹からくる疲労感が出てき始めた。
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山間部ならどこでも野宿できるだろうと甘く見ていたが、この付近は牧草地であり、民家がポツリポツリと点在していて中々難しい。
ヤバいやばい・・・太陽が沈む・・・。
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と、焦りもピークになってきたところで、路肩に発電所の変電施設を発見。
ちょうど塀が死角になって道路からは見えないため、ここで野宿することにした。

標高3700メートル、日が沈むと流石に寒い。
振るえる手で調理。この日は焼きバナナを前菜に、インスタントラーメン。
この日の終わりは、流石に上から風景を見下ろす余裕は無かったな・・・。
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(走行ルート:Chota→Hualgayoc)

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