長寿の町ビルカバンバ&ペルー国境までのルート予定

Vilcabamba
8/25~8/26 (462~463days)
ペルー国境から140キロ程北にある町、Vilcabamba。
いよいよエクアドルも後半戦となり、距離だけで言えば1日半もあればペルー入国となる。
しかし、先人達のブログを見ると、このVilcabambaの数10キロ先からペルー国境までは未舗装路となり、相当に厳しい山岳ダートロードとなるらしい。
私の中ではダートとなるとどうしてもグアテマラのLanquin周辺を思い出し、重量50キロ超の自転車が全力をもってして押し上げても砂利にタイヤを取られて滑り落ちていく、あのトラウマが蘇る。
しかしそれを加味してもこのルートを選択したのは、ペルー沿岸Piura~Chiclayoといえば日本人自転車旅行者なら誰もが知っている強盗多発ポイント(石田ゆうすけ氏は20年程前、この区間で拳銃強盗に自転車以外の一切全てを盗られている)なのである。
なお、情報共有地図アプリ、iOverlanderでこの区間を確認する限りでは、直近一年で「3人組の悪漢に襲われかけた」という情報が投稿されている。
なお、上述の石田氏が襲われたのも3人組であり、この糞馬鹿共は20年近くまだやってんのか。
地元警察は何しとんのじゃい!と言いたくなる。
ペルー国境に通じている道はGoogle Map上では4通り。
内3つは入国後、結局その強盗区間を通ることになってしまう。
残る一つが正に私が通る予定のルートであり、ここからペルーに入国すれば、危険と言われる沿岸地域を避けることができる。
だが、ペルー入国前も入国後も、激しい山岳ダートコースらしく、厳しい走行が予想される。
沿岸の危険なルートを選びたくないというのも大きな理由だが、一番の理由は「その危険区間を避けるために自転車を積んでバスに乗るのが面倒くさい」ためである。
自転車旅行者にとってメジャーなルートはむしろ強盗多発地域のルートの方であり、ほぼ大半の人がPiura~Chiclayo間をバスで飛ばしている。
バスで飛ばしてしまいさえすれば沿岸沿いの方が起伏もなく、楽に走る事ができるのだが、私はとにかくバスに乗りたくない。
狭いし金掛かるしつまらんし、何より自転車を他人にぞんざいに扱われるのが何より嫌だ。
それに海は風景として見ていて飽きる。山は飽きない。
という訳で、リスク回避&アンデス山脈堪能満腹コースとして、わざわざこの糞しんどそうなルートを採用し、ペルーへと突入する所存である。
ちなみに現在滞在しているVilcabambaは長寿の町として有名らしく、人口5000人の規模ながらホテル・ホステルが数多く軒を並べている。
そのためバックパッカー達も多く、むしろ長寿の町なのに爺様婆様は余り見掛けず、バックパッカーの若者の方がよく見かける。
20分もあればすべての通りを歩けるくらい小さい町であり見どころもないのだが、静かで過ごしやすく、疲れた自転車旅行者にとっては過ごしやすい町と言える。
長寿の町だけど、当然子どももいます。
流石に古い家が多い。
町のシンボル・大聖堂と、その前の広場で談笑する人々
こんな小さな町にも中華レストランがあるのだから、中国人のフットワークの軽さとどこにでもコミュニティを作る強さには恐れ入る。
旅行中には滅多に飲まないお酒を飲んで・・・
一足先にペルー国境へと向かう濱さんを見送る。
私はもう一泊Vilcabambaでぐうたらする。
私も明日には重い腰を上げ、エクアドルラストランだ。
私も石田さんの本読みました。もうそろそろ強盗にあったペルーだなぁ、と心配だったので、別の道で正解と思います!
やはりリスクは回避すべきだと思いますので、今回はこのルートを選択しました。
お陰で山岳ルート突入となりますので、ペルーの滞在日数がとんでもないことになりそうな予感ですが・・・^^;