断崖絶壁の中の大聖堂ラス・ラハス教会

Ipiales~Las Lajas
Santuario de Las Lajas(ラス・ラハス教会)
7/29 (435days)

7/29
エクアドルの国境まで残り5キロのところまで来たのだが、今滞在しているIpialesから8キロ程南東にLas Lajasという村があり、そこに断崖絶壁に聳えるカトリックの大聖堂があるらしい。
これを最後の走行・観光としてコロンビア走行の締めとすることにした。

残念ながら天気は曇り空。
荷物は部屋に置き、空身の自転車で朝8時半にホテルを出発する。
空身の自転車は軽すぎて重心が安定せずに違和感があるのだが、体への負担は明らかに低いため気が楽だ。

Ipiales中心部方面からLas Lajasへ向かう道には標識がなく、少し迷いながら自転車を走らせる。
標高2700メートルのIpialesからガンガン標高を落としていくのだが、道中の下り坂で渓谷のど真ん中に佇む大聖堂を見やることができる。
のどかな風景の中で、大聖堂だけが明らかに異彩を放っている。
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大聖堂へ通ずる道への入り口には10時前到着。
着飾らされたリャマが出迎えてくれる。
乗っている人は見なかったが、大聖堂までの足として稼働させているのだろうか。
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事実、入り口から大聖堂に至る道は石畳であり、結構な急勾配の下り坂でお年寄りには少ししんどそうだ。
自転車もブレーキが利かないような角度であるため、自転車を押して歩いて坂道を下っていく。
道中にはプレートが壁に貼り付けられており、恐らく大聖堂の普請のために寄進した法人や個人の名を表したものだろう。
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入り口から5分程で大聖堂に到着。
土曜日という事もあってかかなりの数の参拝客で賑わっている。
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私はキリスト教信徒ではないため、大聖堂内部の見学はそこそこに、周囲にある遊歩道をぐるりと歩いてみる。
この大聖堂は近くで見るよりも、遠くから見ることによってその美しさと、自然の中に在って際立つ異質さが際立つような気がする。
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しばらく遊歩道を歩いているといつの間にかレストランの敷地内に迷い込んでいた様で、ちょうど庭の掃除をしていたオーナーに声を掛けられた。
東欧エストニア出身で、今はLas Lajasにてこのレストランを経営しているAndresと少し世間話をした後に朝食へと招待され、美味しいチョコラテと一緒にご馳走して頂いた。
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大聖堂もちろん美しくて堪能したのだが、事前に写真を見てどういう形をしているかというのは既に知ってしまっていた。
しかし、Andresとこの朝出会ったことというのは予期せぬ物であり、こういう予期せぬ物というのが旅行の醍醐味であり、より特別な物であるということを感じた一日だった。

ラス・ラハス滞在中は常に曇り空であり、「日頃の行いが悪いのか・・・?」と思っていたのだが、どうやら僅かながら善行の方が上回っていたようである。

(走行ルート:Ipiales→Las Lajas→Ipiales ※日帰り走行)

コメント

  1. ヨーロッパのお城みたいな教会ですね〜。すごく綺麗ですね。
    標高が高くて曇りだと寒いんですかね?

  2. このラスラハス教会周辺は日中は特に寒くなく、半袖でも十分そうな気温でした。
    ただ滞在していたイピアレスは標高3000メートル付近とラスラハスよりも高く、日中でも相当に寒かったです。

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