【世界遺産】遺跡・テオティワカン~Mexico City編⑤

Mexico City(メキシコシティ)
Teotifuacan(テオティワカン)
2017/1/25 (250days)

テオティワカン (ナワトル語: Teōtīhuacān、スペイン語: Teotihuacan) とは、メキシコの首都メキシコシティ北東約50キロの地点にあり、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市遺跡]。
当時のアメリカ大陸では最大規模を誇り、メソアメリカの中心的都市として機能していた。

(Wikipedia「テオティワカン」より引用)
※写真は私が撮影。遺跡内最大の神殿「太陽のピラミッド」
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メキシコには数々のアステカ文明やマヤ文明の遺跡が残されている。
私はそうした遺跡に詳しくはないが、興味自体は持っているおり、メキシコ4か月の走行中、このテオティワカンを含めて6か所の遺跡を訪れた。
そして、私にとっては、このテオティワカンが初めて訪れた古代遺跡であった。

テオティワカンはメキシコシティから北へ50km程と近く、ツアーに参加せずとも個人で簡単にバスで行くことができる。
メキシコシティからバスで2時間掛からない程度で、テオティワカン入口に到着する。
入場料を支払い入園した後、左を向いて遺跡内の「死者の大通り」と呼ばれる大通りを北上して歩くのだが、そのスケールの大きさにまず驚いた。

大通りの幅がとてつもなく広く、その左右には小さなピラミッドのようなものがずらっと規則的に並べられている。
そしてその大通りの遥か彼方に、巨大なピラミッド、「月のピラミッド」が聳え立っている。
そのピラミッドに吸い込まれるかの様に、多くの人々が死者の大通りを北上していく。
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死者の大通りを半分ほど歩いた所、右手に巨大なピラミッドが聳え立つ。
このテオティワカン遺跡で最大の神殿、「太陽のピラミッド」だ。
中央にある階段を登り、頂上まで行くことができる。
麓から見あげてみると、ピラミッドを上っている人は米粒のようで、その対比からこの太陽のピラミッドが如何に大きいかがうかがい知れる。
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階段の斜度はきつく、序盤から息も絶え絶えになる程だ。
登り切った先、頂上にはたくさんの観光客がいる。
パワースポットとしても有名なのか、私が上った際には黒装束の団体が手を空にかざして瞑想していた。
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頂上から見る景色は雄大そのもので、入口から歩いてきた死者の大通り(写真下一枚目)、太陽のピラミッド真正面の広場(二枚目)、そして月のピラミッド(三枚目)が一望することができる。
1500年以上も前にこれほどに広大な土地と建造物を持ってして都市を築いていたのか、と感心するとともに驚いてしまう。
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太陽のピラミッドを降り、再度死者の大通りを北上する。
道中右手の神殿には、ピューマの壁画が描かれた神殿が存在している。
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死者の大通りの突き当りは広場になっており、その奥には「月のピラミッド」が聳え立つ。
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こちらは頂上までとは行かないが、月のピラミッドも途中までは上ることができる。
斜度は太陽の神殿よりも急で、高所恐怖症でなくても少し怖さを感じる程だ。
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頂上からは、真正面から見た死者の大通りとピラミッド前の広場(写真下一枚目)と太陽のピラミッド(二枚目)を望むことができる。
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月の神殿付近にはケツァルパパロトルの宮殿がある。
当時から残された塗装かどうかはわからないが、朱色が印象的な宮殿で、柱には動物と思われる彫刻が施されている。
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死者の大通りの奥にある月のピラミッドとケツァルパパロトルの宮殿を見た後は、再度死者の大通りを南下して入口へと戻った。

遺跡の入り口正面の広場には、ケツァルコアトルの神殿がある。
こちらの神殿にははっきりと彫像が残されており、理由は分からないのだが比較的新しい神殿にあたるのだろうか。
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結局3時間程テオティワカン内を歩き続けただろうか、とても暑い中ピラミッドを降りたり登ったりしたため翌日以降は足の筋肉痛が酷かった。

筋肉痛はさておき、私にとっての初めての古代遺跡としては非常にインパクトがあり、その後訪れた古代遺跡ではどうしてもテオティワカンと比較してしまう程に印象的な遺跡であった。
規模としてはどの遺跡よりも圧倒的に大きく、何よりもピラミッドの頂上に登れる(他の遺跡ではほとんど登れない)という点において、非常におすすめの遺跡である。

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