Cenote Dos OjosとTulum遺跡

Cenote Dos Ojos(セノーテ・ドスオホス)
Ruinas Maya de Tulum(トゥルム遺跡)

Cancunに到着し、日本人宿であるペンションRosas7に投宿した私は、しばらく自転車旅行とはかけ離れた生活を送った。
久しぶりに使う日本語と、久しぶりに出会った日本人。
だけれども、Rosas7に集う旅行者達はみな旅の強者達で、日本では僕が今まで出会ったことがないような人ばかりで非常に刺激的だった。
そんな同宿者と一緒に、Cancun周辺の観光地をいくつか巡ったのだが、今回の記事では先述の2つを紹介する。
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Cenote Dos Ojos
Cenote(セノーテ)とは天然の井戸のことで、石灰岩で形成された地帯の陥没した穴に地下水が溜まった物を指す。
このセノーテは、メキシコのユカタン半島特有の物で、Cancun周辺には数多くのセノーテが存在している。
現に、ユカタン半島を自転車で走行していている間、数多くの「セノーテはこちら」の看板を見かけた。

しかしセノーテの存在自体を、メキシコに入国してから知った程に無知の私。
当然Dos Ojosのことなぞ何にも存じ上げなかった。
Rosas7同宿の強者旅行者に「Dos Ojosの水は余りにも透明度が高く、陽が射し込んだ際にはまるで光のカーテンの中を泳いでいるかのようだ。」という話を聞き、是非とも行きたくなった。

それでも普段気ままに自転車でフラフラしている身としては、バスに乗るのは不安であるため、これからDos Ojosへ行くという人たちに便乗して連れて行ってもらった。

Dos Ojosは人気のスポットらしく、朝早い時間に行かないと人で混み合うらしい。
透明度も薄れてしまうということなので、朝6時に宿を発ち、地元民が使うローカルバスに乗り込んだ。
途中、Playa del Carmenという街でバスを乗り換えること2時間半、Cenote Dos Ojosの入り口に到着。
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入り口から歩くこと30分程、料金所に到着。
(Dos Ojosは複数のセノーテで構成された公園内にあり、入り口から3km程の場所にある。)
入場料に200ペソを支払い、中へと入る。

Dos Ojosは2つのセノーテで構成されており、その形状からそれぞれが「第一の目」「第二の目」と呼ばれている。
巨大な鍾乳洞に水が溜まったものであるため、水中深く潜れば洞窟を通り、それぞれを行き来することができる。
鍾乳洞内部を深く進めることと、その水の透明度から、Dos Ojosは絶好のスキューバダイビングスポットとしてダイバー達の憧れの場所らしい。
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着替えを済ませ、中庭を通ってセノーテの水を見た時、思わず「わ、うわっ」っという声が出た。
今まで見たこともない水の色をしている。
これが透明なのか、それとも青色なのか分からない。
が、これこそが「透き通るような」という表現がぴたりと当てはまる。
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朝早い時間のため、私たちの他には数人の客しかいない。
この美しいセノーテを、ほとんど私たちで独占状態だ。
眺めるだけでは余りにももったいなさすぎる。
写真もそぞろにさっさと水に飛び込んだ。

洞窟であるため、全体に陽が当たる訳ではないためだろう、水温はかなり冷たい。
光が射し込んだ際には、「光のカーテン」が出来上がる。
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水温が低く、1時間半程泳ぐのが体力的に限界だった。
が、スキューバダイビングのライセンスを持っていないことを本当に後悔する程に後悔したのは、この日が初めてだった。

私たちが泳ぎ終えたのは10時半頃。
その頃にはバスツアーで来た年配の紳士淑女達30人程が、ライフジャケットを着てプカプカと浮いていた。
まるで沈没時訓練の様な光景を横目に見ながら、私たちはDos Ojosを離れた。

Ruinas Maya de Tulum
トゥルム遺跡(トゥルムいせき、ユカテク語:Tulu’um)は、マヤ文明末期に栄えた城壁都市の遺跡である。
(中略)
トゥルムは、マヤ人によって造られ居住された最後の都市の1つで、13から15世紀の間に繁栄し、スペイン人がメキシコを占領し始めたあとも、およそ70年間を生き延びた。
スペインの移民によって持ち込まれた感染症が、終焉の原因であったようにも見られている。
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Dos Ojosを後にした私たちは、再びバスに乗り込み、今度はマヤ文明の遺跡であるRuinas Maya de Tulumへと向かった。
1時間も掛かったか掛からないかは覚えていないが、それ程時間が掛からない内に遺跡入り口へと着いた。
入り口で入場料70ペソを支払い、遺跡へと入場する。

大きなピラミッドは無いが、遺跡の保存状態はよく、また海岸沿いにある遺跡と言うのは今まで見たことがない。
「海岸で魚を採り、また海岸経由で貿易をしていたのだろう」という、あくまでも私の想像でしかないが、マヤ人の生活の臭いを何となく感じることができる。
これは、ジャングルに囲まれて孤立した今までの遺跡には全く感じられなかったことだ。
(※最も、過去の遺跡は規模が大きいため、その都市圏だけで生活が成り立
っていたとも言えるだろう)
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特に登れるピラミッドがある訳でも、見どころがある訳でもないのだが、どこか不思議な魅力がある遺跡だった。
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コメント

  1. 泳いでいるのは直嗣?
    キレイな水やね。
    ここで泳いでみたいわ❗

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