【世界遺産】城塞都市・Campeche

Campeche
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カンペチェ(Campeche)は、メキシコ湾岸にあるメキシコの都市で、カンペチェ州の州都である。
(中略)
スペイン植民地時代に築かれた城壁や要塞などの防衛施設群が評価され、ユネスコの世界遺産に登録されている。
(※Wikipedia 「カンペチェ」より引用)
Campecheは1540年にスペイン人のレコンキスタドール(征服者)によって設立された。
当時は頻繁に海賊が襲撃しにやってきたらしく、スペイン人は防衛手段として都市の中心部を城壁で囲んだ。
地図の様子が描かれた地図を見ると、都市の中心部360度が城壁で囲まれているように見える。
現在はぐるり一周ではないが、当時の城壁と砦が一部残されている。
城壁で囲まれた中心部にはスペイン人たちが住み、城壁の外側には原住民が住んでいたという。
当時も恐らくそうだったのだろう、城壁の内側と外側では街の様子が違う。
内側はコロニアルでカラフルな家が立ち並んでいる。
歩いている人はカメラを手に持っていることが多く、構えている店も観光客向けの物の方が多いようだ。
城壁の外側は、白を基調にした単調な色の家が立ち並んでいる。
商売も現地の生活に根差した物が多く、住民の生活の中心となるマーケットも外側にある。
扱う物は全て日用品で、土産屋は一切ない。現地の人々で非常に活気づいている。
そこを歩く人の中にカメラを持つ人はおらず、代わりに皆、買い物袋を手に持っている。
城壁の外側のメキシコ湾側は、海沿いに遊歩道が設置されており、住民や観光客の憩いの場となっている。
が、恐らく当時、メキシコ湾側は海賊の襲来に備え物々しい警備がなされ、時に激しい戦闘があったであろうことは想像に難しくない。
城壁の外と中を結ぶ城門は4つあったという。
今現在残されているのは、メキシコ湾側に残されている物と、マーケットのある内陸側の2つ。
Puerta del mar(通称:海の門。メキシコ湾側)
当時は、この海の門のすぐ手前まで海が来ていたそうだ。
Puerta de la tierra(通称:大地の門。内陸側)
カトリックの大聖堂は、やはり城壁の内部に位置している。
気になるのは、当時城壁の外に住まわされていた原住民は、城壁を潜ることを許されていたのだろうか?
スペイン人による布教活動により、原住民もカトリックに改宗させられていると思うのだが、彼等も大聖堂に拝礼することができていたのだろうか。
太陽が傾き、城壁に囲まれた街に夕暮れの陽が射しこむ。
海の門を潜りメキシコ湾沿いの遊歩道へ向かうと、メキシコ湾に沈まんとする太陽の姿が。
障害物が一切なく海に沈み行く太陽というものは美しく、まさに一日の終わりを表している。
太陽が隠れるまで、しばらく海岸沿いに腰かけ、その様子を眺めていた。
再び海の門を潜り城内へと戻ると、すっかり暗くなった門外とは対照的にライトアップされた中心街が。
夜遅くまで、城壁の中のCampecheは音楽と光で溢れていた。、
市場の動画はなんか活気があっていいですね!
メキシコも色々歴史あって、でも今は町並みも海も綺麗で。旅って色んな事考えさせられますね。沈む夕日眺めてると余計色々考えちゃいそう…それか無になるかですね(^_^)