Frida KahloとDiego Rivera~Mexico City編③~

Coyoacan
Museo Frida Kahlo(フリーダ・カーロ記念館)
Museo Diego Rivera Anahuacalli(ディエゴ・リベラ アナワカリ博物館)

前回に引き続き、Mexico Cityにある小さな街、Coyoacan(コヨアカン)に関する記事。
今回は、Coyoacanにある2つの博物館の紹介。

メキシコの芸術を語る上で欠かすことのできない画家、Frida Kahlo(フリーダ・カーロ)とDiego Rivera(ディエゴ・リベラ)。
特にDiego Riveraは、メキシコ革命後に起こった壁画運動において、「民衆のための芸術」として、多くの壁画を残した。
Frida Kahloも、彼女の作品と彼女の送った激動の生涯から、現在でもメキシコ国内外で多くのファンが存在している。
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二人は夫婦として、結婚生活中期の1940年から1954年にFrida Kahloが47歳で死去するまで、Coyoacanにある「青い家」で暮らした。
現在、「青い家」はMuseo Frida Kahlo(フリーダ・カーロ記念館)として公開されている。
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「青い家」は外壁全てが青く塗られており、閑静な住宅街の中で一際異彩を放っている。
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建物内部にはFrida Kahloの作品と、当時使用していた家具がそのまま保管されている。
ちなみにFrida Kahloが残した作品の大半は、彼女自身の肖像画であるらしい。
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Frida Kahloは幼少期に患った病気と学生時代に遭った事故の影響で、足が不自由であった。
また、晩年には病気により右足を切断している。

「飛ぶための翼を持っていれば、どうして足など必要だろうか・・・」 Frida Kahlo
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Frida Kahloのアトリエ
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晩年、義足で歩くことも、作品を描くことも困難になった彼女はほとんど寝たきりだったらしい。
ベッドを、彼女が愛した庭のよく見える場所に移動させ、眺めていたという。
実際にベッドのある部屋から庭に出て歩くと、彼女がこの庭を愛した理由が分かる気がする。
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お次はCoyoacanの郊外にある、Museo Diego Rivera Anahuacalli
(ディエゴ・リベラ アナワカリ博物館)
Diego Riveraが私費を投じて建てた建物と、彼が収集したアステカ文明のコレクションが公開されている。
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内部はまるでアステカ文明の遺跡の様にデザインされている。
博物館内の解説にFrida Kahloの言葉があり、それによると「Diego Riveraは特にメキシコ先住民の文化を愛した。」とある。
建物のデザインとコレクションから、彼のその愛が垣間見れる気がする。
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コレクションの他に、Diego Riveraの壁画(ラフ画)も数点見ることができる。
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Diegoは複数の女性と関係を持ち、Frida自身もそれに対する当てつけとして他の男性と関係を持ち、一時離婚している。
が、その後復縁し、前述した様にFridaが生涯を終えるまで、「青い家」で二人暮らした。
Diego自身はFrida死去の翌年に別の女性と再婚している。
しかし、博物館に安置されている、ある名前が付けられた二つの像に、彼の変わらぬFridaへの愛を、少し感じることができた様な気がする。

「DiegoとFrida」
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コメント

  1. 鮮やかな青い家は綺麗ですね🎵❗
    雑貨がとっても気になります…。念願のメキシコシティー、存分に満喫して下さい(^-^)v

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