市街地観光~Mexico City編その①~

Historico Centro~Mexico City~
Mexico City到着後、AlbertoとSayuriを始め、彼等のご家族に大変お世話になっている。
Albertoのアパートにしばらく住まわせてもらい、しばらく自転車旅行から遠ざかり、都会の生活を満喫している。
その間Mexico City、その周辺地を観光してきたので、随時紹介していきたい。
まずはMexico Cityの中心街、Historico Centro。
地下鉄のHidalgo駅を降り、地上へ上がると大きな公園があり、住民達の憩いの場となっている。
頭をのぞかせているのは高層ビル、Latino Americana。
1956年に建設され、当時はラテンアメリカ圏で最も高いビルだったそうだ。
公園内にあるBenito Juarezの像。
彼は先住民族から選出された初の大統領で、メキシコ史上最も偉大で尊敬されている人物だという。
現行の20ペソには彼の肖像画が使用されている。
公園の隣にはPalacio de Bellas Artes。
外装は大理石でできた巨大な宮殿。
シアターとして機能しているよう。
公園を抜けて中心街に入ると、まるで東京か大阪にでも来たような人の多さ。
建っているほとんどの建物が建築年数100年程経っているようで、現在もレストランやセレクトショップとして機能している。
外壁が青いタイルで覆われたレストラン。
(※伊達政宗の家臣、支倉常長(1571~1622年)がここに滞在したとかしないとか。)
Nacimentos Arte y Tradicion Popular(美術館)
展示物のほとんど全てが、キリスト生誕に関するものになっている。
が、素材や民族の違い、表現の違いがそれぞれにあり、非常に興味深い。
生命の樹(Árbol de la vida)も展示されている。
美術館を離れ、少し歩くとZocalo(ソカロ・大広場)に到着。
Zocaloは世界で2番目に広い大広場。
かつてのアステカ文明の中心部であり、現在もメキシコシティの中心部として政府・宗教の重要機関がZocalo周辺に集中している。
(※世界で一番広い広場は中国・天安門広場。)
Catedral Metropolitana(大聖堂)
別室の聖教者の控室。ミサの準備をここでするそうだ。
Palacio Nacional(国立宮殿。大統領府でもあるらしい。)
※入館にはパスポート等の身分証明書が必要。
中央階段では、一面に渡って描かれたDiego Riveraの壁画を見ることができる。
この壁画は非常に興味深く、メキシコの歴史の大半を、この歴史から学べるとの事。
①太古の先住民が平和に暮らしているところへ・・・
②スペイン人が侵略してき・・・
③スペイン人に対する独立戦争が起こり、独立を果たすが・・・
④その後も圧政は続き、メキシコ革命が勃発・・・
⑤人々は現在の暮らしを勝ち取った。
渡り廊下にもいくつかの壁画がある。
Palacio Nacionalを後にし、Templo Mayorへ。
Templo Mayorはアステカ帝国最後の最大都市、Tenochitlanの神殿である。
ここは驚くべきことに前述のCathedralとPalacio Nacionalの真後ろにある。
都会ど真ん中にアステカの遺跡が存在しているのだ。
遺跡敷地内には博物館が併設されている。
神殿の復元模型が展示されている。
我々が見ることができているのは、写真中心にある、極一部のみ。
他の部分はスペイン人によって破壊つくされたか、大部分は未だ地面の下にあるとのこと。
この石板は、穴の中にボールを入れるサッカーの様な競技に使われていたらしい。
生贄の心臓をえぐり出すためのナイフ。
巨大なオブジェ。心臓部分は持ち去られてしまったとのこと。
オブジェの色彩復元。
Templo Mayorを後にし、メイン通りのReformaを歩く。
El Angel de la Independencia(独立記念塔)
Fuente de la Diana Cazadora
その後もブラブラと歩き回った。
古代遺跡と、古都と、高層ビルの入り乱れる巨大都市。
それでも違和感なく共存しているのは、メキシコ人特有の「細かいことは気にしない」大らかさが成せる技だろうか。
なんとも不思議な国ですね。メキシコ。遺跡がこんなにもあるなんて!
ビルと遺跡のコラボ?どうでした?リアルで見られていいですね(^ー^)