気まぐれに世界遺産都市・Moreliaを訪れて

Ciudad Guzman~Morelia
1/7~1/11 (222~226days)
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Ciudad Guzmanを出発し、54D号線を北上する。
しばらくすると、砂漠のど真ん中を道路が通っているような場所に辿り着く。
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地図を確認すると、どうやら本来は湖らしいのだが、水が干上がって砂漠のようになっているようだ。

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ほとんどフラットの道を走り抜け、最後5キロ程は上り坂。
登り切った先のガソリンスタンド、PEMEXで野宿許可をもらい、この日は終了。

1/8~1/10
海抜0メートルのPerulaから標高2000メートル近くまで上がってきたため、朝はかなり肌寒い。
西海岸沿いから内陸へと走り、Guadalajaraの南部まで戻ってきた。
ここから東に進路を取り、Guadalajara南部に位置するLaguna de Chapala沿いに進む。
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Laguna de Chapalaはメキシコで最大の湖で、1112㎢の面積を誇る。
(日本最大の湖、琵琶湖は669.23㎢)

湖沿いに走っていれば湖が見れて、さぞかし気持ちいいだろうと期待したのだが、隙間なくびっしりと家屋とレストランが詰まっており、湖を望むことはできない。
Guadalajaraに住む人にとっては一番近いリゾート地で、格好の別荘地なのだろう。

それでもしばらく走った後にある湖畔の町Chapalaからは、広大なLaguna de Chapalaを望むことができる。
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たくさんの人で賑わっており、移動サーカスが華やかな雰囲気をさらに盛り上げていた。

ChapalaからはGuadalajaraとMexico City手前の町までを結ぶ15D号線を走る。
1月9日にはMichoacan州に突入。
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当初予定では、Perula以降はそのまま西海岸沿いを走り、Guerrero州のリゾート地であるAcapulcoまで南下。
その後北上して内陸を走り、Mexico Cityへと入る予定でいた。

しかし、Michoacan州とGurerro州が非常に危険な州であるという情報を地元の人から聞いた。
理由としては、メキシコで生産される麻薬の最大の生産・輸出元であり、そのためにカルテルと自警団、警察による紛争が続いている地域だからだという。

調べてみると、日本のテレビでもバラエティー番組がメキシコ戦争に関する内容を取り上げたことがあり、その衝撃具合からかなり話題になった様だ。
その舞台が、まさにMichoacan州であった。
(TBS・バラエティー番組「クレイジージャーニー」2016年4月28日~5月5日放送分)
(Michoacan州の一部地域は、外務省より危険レベル2に設定されている。州全体はレベル1。)

そのため、Perulaを離れる前日にルートを変更し、Guadalajara経由でMexico Cityを目指すことにしていた。
それでもMichoacan州を避けることができず、通過することとなった。

もちろん無鉄砲に突っ込むわけではなく、事前にMichoacan州での事件やニュースを頻繁に確認し、情報収集をしていた。
主要幹線道路の15D号線が通っている同州北部は、同州内では比較的治安が安定している方とのこと。
近年ではカルテルは西海岸沿いから内陸部へと拠点を移しているらしい。

そんな訳で、やはりMichoacan州に突入する際にはかなり緊張感を覚えた。
しかし実際走ってみると、風景は穏やかで平和な田園風景が広がり、「本当にこんな所が危険地域なのだろうか?」と肩透かしを食らった。
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それでもやはり日中早い時間帯には町に到着し、ホテルへ投宿するようにした。
ホテルの人には投宿する度に「この町にカルテルはいるの?」と聞いた。
どの人からも「もっと内陸に行かないといないよ。ここは平和だよ。」との答えが返ってきた。
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どうやら確かに、主要道路が通っている北部は安全との情報は確からしい。
それでもやはり観光地ではないため、どことなく今まで通ってきたメキシコの町とは違った雰囲気があるように感じた。
(単純に、僕が常に警戒心を持っていただけかもしれないけれども。)
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1/11
前日に宿泊した町、Panindicuaroを発ち、15D号線を引き続き東へ走る。
少しすると、左手に大きい湖、Laguna de Cuitzooが見えてきた。
湖と言っても、ここも水が干上がっているようで水は一切見えない。砂漠のような広大な白い大地が広がっている。

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湖砂漠を左手に見ながら走っていると、道路上に「Morelia →」という標識が現れた。
Moreliaは、Michoacan州の州都であり、その中心部の市街地は、Zacatecasと同じように歴史的価値が認められ世界遺産として認定されている。

もちろん事前に地図で世界遺産の都市Moreliaがあることは知ってはいた。
しかしMoreliaへ行くには、高速道路を降りて30キロ内陸へ入らなければならない。
何となく面倒くさそうなので、訪れる予定はなかった。

が、いざ標識を見るとうずうずしてくる。
「たったの30キロじゃないか・・・世界遺産だぞ、行ってしまえよ」という心の声が聞こえてくる。
「メキシコシティまで後200キロ。わざわざ内陸に入って回り道しないで、さっさと行こうよ」という理性の声が聞こえてくる。

しばし葛藤する僕・・・。

10分後には、高速道路を離れ、Moreliaへと通じる山道を走る僕がいた。
元々「後悔したくない」という直感を信じてこの旅行に出たのだ。
後々「あぁ、あそこ行っておけば・・・」と後悔すること程馬鹿なことはない。
こういう時は、直感に従うのだ。

が、この時はちょっぴりながら後悔した。
Moreliaに通じる道がかなり急こう配で長い山道が続くのだ。
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道路入り口の標高1800メートルから標高2400メートルまで登り、下り坂で標高が下がる。
その後また2400メートルまで登って・・・という具合で、結構大変な道なのである。
さっきまで近くに見えていた砂漠湖が、遥か下界に存在している。
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いくら標高2400メートルで少し冷えると言っても、ここまで登ると息も切れるし汗もかく。
ボロボロになりながらも、次第に周囲には家屋や店が現れ始め、奥へと進むに従ってその密度は増し、都市の様相を帯びてきた。

そして18時頃、Moreliaの中心部であるCathedra周辺l(大聖堂)に到着。
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が、どうも雰囲気が穏やかではない。Cathedral前に大勢の人だかりがいて、マイクで拡声された声はゆっくりとした口調ながらも、怒りを感じる。
道路は封鎖され、たくさんの警察官が警備している。

メキシコでは新年から、つまり2017年1月1日付けで、政府がガソリンの20%値上げに踏み切った。
それに対するデモの様で、やはり生活環境に直結する問題とあって、市民にとってはかなり大きな問題のようだ。
面倒毎に巻き込まれるのも嫌なので、こそこそと脇を抜けて安ホテルに投宿した。
(ドミトリーで180ペソ。1ペソ=5.5円。約950円)
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夜に市街に出てみるとデモは収まっていたが、警察官がバリケートを持って横一列にずらっと並び、Cathedral前の道路を封鎖していた。
日本では見られない光景で、まるで映画の様なワンシーンに出会ったようだった。
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この日は警察官の頭越しにCathedralを見るに留め、さっさと宿で寝てしまった。
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通過ルート
(Ciudad Guzman→Actlan付近→Guadalajara南40km→Vista Hermosa→Panindicuaro→Morelia)

コメント

  1. 湖?なんですか?琵琶湖より大きいんですか!?はぁ~…。琵琶湖を初めて見たときは『デカイ!!!』と思ったのに(”;)
    危険地帯なんとか無事に通過しましたね。写真からは本当に穏やかな感じなのに。夜も建物綺麗なのに。空は青くて。

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