峡谷が織りなす芸術・アンテロープ・キャニオン

Monument Valley~Antelope Canyon
Antelope Canyon(アンテロープ・キャニオン)
10/8~10/9 (141~142days)

10/8
Monument Valleyを離れ、進路を西へと変え、次なる国立公園であるGrand Canyonを目指す。
モニュメントバレーからすぐに、ユタ州からアリゾナ州へと入る。
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アリゾナ州に入ったからと言って、景色が変わるわけでもなく、相変わらず赤い大地が広がる。
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14時過ぎ、Kayntaという割と大きめの集落に到着。
白人は全くおらず、完全にインディアンの町。雰囲気は少し暗いなぁ、といったところ。
白人世界とは全く違う雰囲気。経済的には決して裕福ではないだろう。
ここで少し食料の買い足しをし、更に東へと向かう。

18時頃、Tsegiという集落に到着。
集落といっても、モーテルしか見当たらないのだが・・・。
従業員もお客も、インディアンしかいない。しかし値段は100ドルとびっくりするくらいに高額。
これは払えない・・・と思い、ダメ元で「モーテルの横でテントを張らせてもらえないか?」と頼むとあっさり快諾。
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モーテルの犬コロに晩飯のウィンナーをあげる振りをして遊びながら、夜を過ごした。

10/9
モーテルのカフェで水をもらい、この日は8時前に出発。
モーテルから走ること30キロ、Pageという町へ通じる98号線のジャンクションに到着。
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Pageにはもう日本でもお馴染みだろうが、Antelope Canyonというキャニオンが存在する。
グランドキャニオンへは回り道になるが、アンテロープキャニオンには是非とも訪れたいと旅行前から思っていたため、西向きの進路から一転、北上することに。
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いくつか小さい集落があるものの、98号線には基本的に人工物がほとんど存在しない。
途中フランス人のカップルチャリダーに出会い、彼等もほぼ同じ時期にアンカレッジを出発したようだ。
メキシコ入国の話になり、彼等はバハカリフォルニアを通過するとのこと。
僕は未だにどこから入国するか決めていない。そろそろ真剣に考えていかないといけない。

いくつかアップダウンを繰り返した後、17時前にPage周辺に到着。
「Antelope Canyonこの先左折」の看板を発見し、左折する。
どうやらツアー会社の受付に通じていたらしい。掘っ建て小屋がぽつんとあり、人が結構な数でいる。

アンテロープキャニオンはアッパー、ロウワーと2つあり、アッパーの方が観光客には人気らしい。
そしてキャニオンにはツアーに参加しなければ行くことができない、と事前情報として確認していた。
(※ロウワーはツアーに参加しないでも個人で行けるという情報もあり。未確認。)

僕の時計では現在16時半。
最終のツアーは16時とのことだが、どうやらアリゾナ州に入って1時間、時間が遅くなったらしく15時半を時針は指している。
翌日以降に観光する予定だったのだが、Pageから戻るのも面倒くさいので、最終のツアーに参加することにした。

ツアーはジープに乗り、砂漠の中の悪路を突っ切ってキャニオンを目指す。
確かに個人でこの悪路を目指すには危険だろうな、とガタガタ揺れるジープの中、風景を眺めながら考える。

15分程でキャニオン入り口に到着。
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アンテロープキャニオンを楽しむのに一番良い時間帯は、日光が真上からキャニオン内に差し込む午前10時~12時の間らしい。
夕方で日は傾き始めていたが、それでも美しい曲線を描いたキャニオンを堪能することができた。
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ツアーは1時間程で終了。
オフィスの掘っ立て小屋に戻ってきた時には既に日は沈みかけていた。
ツアー会社の人は全員ナバホのインディアンなのだが、彼等に「テントをオフィス横に張っていい?」と聞くと快諾してくれた。

その後オフィス横のピクニックテーブルで日記を書いていると、「ツアーで使った車を向こうに動かすから、1台運転して!」と言われ、初の左ハンドルデビュー。
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ナバホの人の細かいことを気にしない大らかさを感じた1日だった。
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コメント

  1. 岩とは思えないキレイな曲線シマシマやね。
    文も面白くお祖母ちゃんが虫眼鏡で読んで楽しんでいます。

  2. もっと早い時間帯ならもっとはっきりとした曲線が見れるかもしれないね

  3. 凄い!これは凄いです!!Σ( ̄□ ̄;)
    あたしは、このキャニオンを実際見てみたいですね!きっと現実逃避出来そう…
    ちっぽけな悩みも吹き飛びそうです(^^;今日も1日頑張れます(笑)!素敵な写真ありがとうございます(^o^)v
    インディアン系、あたしは嫌いではないです(^-^)久しぶりの車の運転。しかも左。貴重ですねー!

  4. アンテロープキャニオン、非常に人気ですよね。
    朝から正午の時間帯が最もキャニオンが映える時間帯らしいです。僕は夕方に行きましたので、もっと美しくなるのでしょう。
    ただ、ここだけの話、アンテロープキャニオンは恐らく人間の手で再現可能だと思うんですよね・・・なので美しさは感じても凄みは感じなかったです。
    インディアン系、というかナバホ族、僕も好きですね。顔に愛嬌があって狸顔というか・・・もちろん大らかさも非常に好きです。

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