【世界遺産】グレイシャー国立公園と太陽に通じる道

Bonners Ferry~St.Mary
Glacier National Park(グレイシャー国立公園)
Going to the Sun Road(ゴーイング・トゥ・ザ・サン・ロード)
8/22~8/26 (94~98days)
Glacier National Park(グレイシャー国立公園)
Going to the Sun Road(ゴーイング・トゥ・ザ・サン・ロード)
8/22~8/26 (94~98days)
アメリカ合衆国に入国致しました。
今後のルート予定としては、まずはGlacier National Park、Yellow Stone National Parkを通過します。
その後、アメリカ合衆国のど真ん中を縦断するルートを取る予定です。
※今まで通ったルートとは若干相違があります。
アメリカ合衆国は国立公園の宝庫ですので、できる限り多くの国立公園を訪れる予定です。
お勧めのスポットがありましたら、是非とも教えて下さい。
以下本編。
8月22日。
7時半起床。
朝食を食べた後、ミッチーにビジターセンターまで自転車を載せて送ってもらう。
9時半、3日振りに自転車を漕いで東に進路を取り出発。
12時頃、モンタナ州に入る。
ちょうどベンチとピクニックテーブルがあったので昼食休憩を取る。
ちょうどベンチとピクニックテーブルがあったので昼食休憩を取る。
モンタナ州に入ってから、明らかに道路状態が悪くなった気がする。
坂道はなくてフラットだが交通量は多く、路肩がなくなる時がある。
坂道はなくてフラットだが交通量は多く、路肩がなくなる時がある。
Yaak River Campgroundの向かいにちょうどいい感じの河川敷がある。
15時と早い時間帯だったが、この日はここで野宿することにした。
15時と早い時間帯だったが、この日はここで野宿することにした。
ウクレレとハーモニカを少し楽しんで、川を横断するためのゴンドラの上で18時まで昼寝。
その後夕食を作り、テントを設営してのんびりした一日を過ごした。
その後夕食を作り、テントを設営してのんびりした一日を過ごした。
8月23日。
7時半起床。
テントを開けると目の前には大きな角を持った鹿がいた。
川沿いのためか、かなり朝方は寒い。フリースを着ていないととても動けない。
7時半起床。
テントを開けると目の前には大きな角を持った鹿がいた。
川沿いのためか、かなり朝方は寒い。フリースを着ていないととても動けない。
朝食を取り、8時半頃出発。
道は相変わらず路肩が狭い。
12時頃、Kootener Fall Parkに到着。
全く存在を知らなかったので、急にハイウェイ沿いに現れた感じ。
往復1時間程度の短いトレッキングコースがあるよで、休憩がてら寄っていくことにした。
往復1時間程度の短いトレッキングコースがあるよで、休憩がてら寄っていくことにした。
一度に5人までしか乗れないらしく、渡ってみるとかなり揺れる。
入り口まで戻って13時20分頃まで昼食休憩し、再出発。
道はほとんど下り坂で林道だったように思うが、あまり印象に残っていない。
アクセントの問題か、こちらの英語が通じづらく、どことなく対応も冷たい気がする。
15時に再出発。
Libby以降はまた路肩が狭くなる。
Libby以降はまた路肩が狭くなる。
景色は田園のような風景が続く。
80km地点でハイウェイの横道にブッシュを発見したのでここで野宿することにした。

乾燥地帯で餌が少ないので熊はいないと思うが、ムースと思われる大型獣の骨がまるまる残っていた。
80km地点でハイウェイの横道にブッシュを発見したのでここで野宿することにした。

乾燥地帯で餌が少ないので熊はいないと思うが、ムースと思われる大型獣の骨がまるまる残っていた。
8月24日。
6時45分起床。この日も朝は本当に寒い。
6時45分起床。この日も朝は本当に寒い。
走っている途中、背後から来た車が追い越しざま、フーリガンが使うようなスプレーをこちらに向け、けたたましい騒音を出して走り去っていった。
最初何をされたか分からずキョトンとしたが、どうやら悪戯目的で威嚇してきたようだ。
その後は腹が立ち、全く走行に集中できなくなった。
最初何をされたか分からずキョトンとしたが、どうやら悪戯目的で威嚇してきたようだ。
その後は腹が立ち、全く走行に集中できなくなった。
路肩が極小になり、対向車は追い越しのためにこちら側の車線にはみ出してくるので、非常に危険を感じる。
先ほどのスプレー攻撃もあり、モンタナ州のイメージはこの時点で最低のものとなった。
先ほどのスプレー攻撃もあり、モンタナ州のイメージはこの時点で最低のものとなった。
大きい町、Kalispellに近づくにつれ、自転車道が現れ、ようやく一息つくことができた。
16時頃、Kalispellに到着。

まずはビジターセンターに行き、コンタクトを取っていたWarmshowerのホストからの返信を確認。
「Glacier National Park(60キロ先)に先着順のキャンプ場があるから、そっちにいけば?」
という回答。
甘えなのかもしれないが、まさかWarmshowerでこのような返答を受けることになるとは思わなかった。
もちろん今まで断られたことは何度かあるが、「不在」だったり「メッセージを見落としていた」とかはあった。
しかし今回は明らかな拒絶。

まずはビジターセンターに行き、コンタクトを取っていたWarmshowerのホストからの返信を確認。
「Glacier National Park(60キロ先)に先着順のキャンプ場があるから、そっちにいけば?」
という回答。
甘えなのかもしれないが、まさかWarmshowerでこのような返答を受けることになるとは思わなかった。
もちろん今まで断られたことは何度かあるが、「不在」だったり「メッセージを見落としていた」とかはあった。
しかし今回は明らかな拒絶。
騒音攻撃とビジターセンターでの冷たい対応、そして今回の件。
カナダとのギャップが激しく、「これがモンタナ州か・・・」とショックが大きかった。
(※Kalispellのビジターセンターの対応は非常に丁寧でした。受付の方はドイツ出身でしたが。)
スーパーで買い出しをし、Glacier National Park方面へ向かう。
ちょうどRV Parkがあったため、この日はそこで宿泊することにした。

夕食を取り、シャワーを浴びた後も、ショックは抜けきらなかった。
ちょうどRV Parkがあったため、この日はそこで宿泊することにした。

夕食を取り、シャワーを浴びた後も、ショックは抜けきらなかった。
8月25日。
6時45分起床。少しお腹が緩い。
チェック時間ぎりぎりの11時までゆっくりし、出発。
6時45分起床。少しお腹が緩い。
チェック時間ぎりぎりの11時までゆっくりし、出発。
ハイウェイ35号線を通り、分岐点で206号線を通る。
ビジターセンターで見つけたサイクリング用の地図だと206号線は路肩が広いとあったが、路肩は一切ない。
「地図まで酷いな」と思いながら走行する。
ビジターセンターで見つけたサイクリング用の地図だと206号線は路肩が広いとあったが、路肩は一切ない。
「地図まで酷いな」と思いながら走行する。
小さな集落Hungry Horse以降は路肩が広くなり、ほっと一息。
15時過ぎ、国立公園の西側入り口、West Glacierに到着。
ビジターセンターに寄りキャンプ場の空き状況を確認するが、全て満員。
この日は少し進んだ先の橋の下で野宿することとした。
この日は少し進んだ先の橋の下で野宿することとした。
ちなみにGlacier National Parkでは2016年6月29日、自転車旅行者がグリズリーに襲われ死亡している。
枕元にはベアスプレーとナイフ、眼鏡とヘッドライトを装備したまま眠りに就いた。
枕元にはベアスプレーとナイフ、眼鏡とヘッドライトを装備したまま眠りに就いた。
8月26日。
6時起床。
熊出没地帯で野宿をする際は、無事朝を迎えることにホッとする。
7時20分出発。
少し進むとGlacier National Parkの入場口、料金所に到着。



なんと公園の100周年記念日だったようで、タダで入場することができた。
(※本来は15ドル必要。後で調べたら1910年5月10日が設立日で、100年でも記念日でもありませんでした。何故タダだったのでしょう・・・?)
少し進むとGlacier National Parkの入場口、料金所に到着。



なんと公園の100周年記念日だったようで、タダで入場することができた。
(※本来は15ドル必要。後で調べたら1910年5月10日が設立日で、100年でも記念日でもありませんでした。何故タダだったのでしょう・・・?)
入場してすぐは林道で、左手に湖があるが林で見えづらい。
Avalanche Creek Campground以降はずっと上り坂。
路肩は一切なく交通量も多いが、道は曲がりくねっているため車はスピードを出していないので、比較的安全。
路肩は一切なく交通量も多いが、道は曲がりくねっているため車はスピードを出していないので、比較的安全。
高度と比例して、景色も雄大さを増していく。途中、熊も見た。
このGlacier National Park内を通るハイウェイはGoing to the Sun Road(太陽に通じる道)と言われており、世界で最も美しい道の一つと言われている。
(※時間帯によって自転車は走行不可のため、自転車旅行者は注意が必要)
このGlacier National Park内を通るハイウェイはGoing to the Sun Road(太陽に通じる道)と言われており、世界で最も美しい道の一つと言われている。
(※時間帯によって自転車は走行不可のため、自転車旅行者は注意が必要)
11時過ぎ、Weeping Wallと呼ばれる壁のような山の前で昼食休憩。
12時頃に再出発。
ビジターセンターのあるLgan Passまで残り4キロ。
気力を振り絞って坂を上る。
ビジターセンターのあるLgan Passまで残り4キロ。
気力を振り絞って坂を上る。
Logan Pass(2025メートル)には12時半到着。
ビジターセンターに行き掲示板を確認すると、既にこの先のキャンプ場は全て満員。
それならと開き直ってHidden Lake Trailという、ビジターセンター裏から始まるトレッキングコースに向かう。
それならと開き直ってHidden Lake Trailという、ビジターセンター裏から始まるトレッキングコースに向かう。
モンタナ州に入って余りいい気分はしていないが、自然に関しては非常に素晴らしいと思う。
特に、このHidden Lake Trailは今まで歩いたトレッキングコースでも上位にくる素晴らしさだった。
特に、このHidden Lake Trailは今まで歩いたトレッキングコースでも上位にくる素晴らしさだった。
※ちなみに氷河はほとんど残っていません。
「19世紀中ごろには園内に150存在したといわれる氷河のうち、2010年まで残っているのは25のみである。園内の氷河を研究する科学者は、現在の気候パターンが続けば2030年までにすべての氷河が消えるだろうと推定している。」
(出典 Wikipedia 「グレイシャー国立公園」の項目)
とのことなので、2030年までに訪れることをお勧め致します。
「19世紀中ごろには園内に150存在したといわれる氷河のうち、2010年まで残っているのは25のみである。園内の氷河を研究する科学者は、現在の気候パターンが続けば2030年までにすべての氷河が消えるだろうと推定している。」
(出典 Wikipedia 「グレイシャー国立公園」の項目)
とのことなので、2030年までに訪れることをお勧め致します。
往復2時間、14時半頃にビジターセンターに戻り、15時頃再出発。
ここからはずっと下り坂。
この下り坂を猛スピードで下ることが、自転車旅行者が報われる瞬間。
この下り坂を猛スピードで下ることが、自転車旅行者が報われる瞬間。
上り坂が厳しく、疲労もかなりのものだったが、アメリカの自然を満喫し、満足した一日だった。
無事でなにより!
色んな事あるね。
あぁ…💧縦断…(^^;あはは~
漢字も読めなくなってしまった!(笑)
相も変わらず雄大ですねー!動物は何ですか?ネズミの1種ですかね?可愛いですね。アメリカに入ってからはちょっと大変そうですね(”;)野宿も慣れてきたとはいえ、気をつけて下さいよ(”;)熊に襲われたって最近じゃないですかぁ!?とにかく気をつけて(^^;
まぁ地域や国で人柄もかなり変わりますもんね。経験値沢山積んで下さい。良くも悪くも! ウクレレは買ったんですね…(笑)
すっかり返信が遅くなってしまいました。
恐らくネズミの一種だと思います。恐らく餌付けを誰かがしたのか、あまりよろしくない行動をとっておりました。ネズミに罪はありませんが、野生動物に餌付けは絶対にしてはいけませんね。
今はイエローストーン公園を抜けたジャクソンという場所にいます。ここからは熊は出ないそうなので、やりたい放題できて非常にうれしいです笑