アラスカのサーモン氷河を見に行こう


目的はSalmon Glacier(サーモン氷河)を見に行くためだ。
氷河を見た後は、再度この道を64キロ逆走し、Meziadin Junctionへ戻ってくる。
恐らくはマイナーな氷河でそもそも知られていないのと、知っていたとしてもStewartに行くために片道64キロも寄り道するのは面倒くさい、というのが主な理由だろう。
しかし、もしCassiar Highwayを通るのであれば、Salmon Glacierを見ずに何を見るのか!と声を大にして言いたい。
以下本編。
Salmon Graicier (サーモングレイシャー・サーモン氷河)
7/17~7/18 (58~59days)
7月17日。
6時15分起床。8時にガソリンスタンドの売店に行き、水を補充。
マフィンが無料で配布されていたので、チョコ味とブルーベリー味を有難く2個頂く。
初っ端から目の前には白い雪を湛えた山が現れる。

走り始めでこの景色ということは、この先どんな巨大な氷河が見れるのだろう、と否応なく期待に胸が膨らむ。
ジャンクションからはほぼ下り坂で、ぐんぐんと標高を下げていく。

ガイドブックによると、このBear Glaicerは山頂から徐々に範囲を広げ、1975年にこの道路側にまで到達したそうだ。
朝の時間帯が日差しが良く当たり、写真撮影のベストタイミングとのことで、ちょうどいいタイミングで到着できた。
途中、道路脇には川が流れている。
氷河から融けだした水が流れ込んでいるのだろう、通り過ぎる際はかなりの冷気を感じる。


水の色は灰色で流れはかなり激しく、大きな流木も目立つ。力強さを感じる。

キャンプ場に向かうがオフィスが昼休みで無人だったため、ビジターセンター方面へ向かう。
このStewartの人口は600人。氷河をバックに町があるためか、以前紹介したアラスカの町Skagwayに見た目は似ている。
しかしこの町にはホテルとレストラン以外は観光客向けの店はほとんど見られない。
ギラついた雰囲気だったSkagwayと違い、落ち着いた雰囲気だ。
町で自転車を止めているだけで、色んな人が声を掛けてくれる。
オープンな土地柄なのだろう。
「そもそも自転車で走行可能?」と聞くと、「未舗装路だし、頂上の展望台は標高4000フィート(1200メートル程)だから厳しい」と言われる。
Stewartの標高は20メートル程。Salmon Glacierの入り口、先端部分までは27.7キロ。頂上の展望台までは37キロ。ビジターセンターでは先端部分までを勧められた。
15時にキャンプ場にて受付を済ませ、洗濯と久しぶりのシャワーを浴びる。
その後はスーパーにて食料の買い出し。
高い方のスーパーはクレジットカード使用可能で、Wifiも無料で使用可能。(バイト数に制限あり)
7月18日。
8時半起床。天候は雲一つない晴天だ。
朝食を取り、カメラと軽食のみを持ち、9時15分出発。
4キロ程走り、アラスカに入国、Hyderという小さい集落に着く。
入国といっても、アメリカ側の管理局はなく、素通りすることができる。
Hyderは100人程の人口でこじんまりとしているが、レストランやホテルなどは数軒ある。
僕は行かなかったが、シーフードの美味しいレストランがあるそうだ。
ここはよく熊が魚を捕まえる瞬間を観察できる場所とのことで、この日も観光客の車が数台止まっていた。
僕はあくまでも氷河が目的だったため、ここは素通りした。

始めの内は余裕だと思っていたが、じわじわと標高が上がっていく。

上り坂ではタイヤがスリップしてとても自転車を漕ぐことなどできない。
さらに車が通過する際は砂埃が激しく巻き上がる。スキー用のゴーグルを装備していて本当によかった。
何故か大型トラックまで走行していて、道も狭いためしばしば身の危険を感じる。

Salmon Glacierの先端だ。
確かに巨大で美しいのだが、見ている場所から離れているからか、期待外れ甚だしい。
この時点で11時頃。頂上まではたった10キロ。
ここまで来たら行くしかないだろう!と決意して先を進む。
頂上には僕を追い抜かした車の観光客が数組いたのだが、握手で出迎えてくれた。



山頂から流れ出た巨大な氷河。距離が近く、崖の先端に立つと氷河に飲み込まれそうな感覚さえ覚える。

自転車旅行ははっきり言ってしんどい。何でこんなことしてるんだと思うこともある。
それでも、雄大な景色を見るとその分喜びは一入で、全て報われる。
喜んでそのご厚意に甘えて送っていただく。車中では疲れから爆睡してしまった。
自転車だと3時間半掛かったのが、車だと1時間程でHyderまで下ってきた。
結構な振動があって車のパーツと接触したのだろう、自転車の塗装が剥げ、金属まで見えている。
楽をした代償だろうか・・・
パスポートを用意し、列に加わる。
国境ではいつも高圧的な態度を取られていたので緊張したが、ここの国境は友好的だった。
これから自転車でどこまで行くのか、良い旅だね、という会話のみで終了。
スーパーで翌日以降の食料を買い込み、キャンプ場に戻る。
泥だらけになった自転車を水で洗車し、分解してホワイトガソリンで汚れを落とす。
油を注し、グリースを塗り、4時間程掛けて整備。
氷河を満喫した上に、久しぶりに愛車をきれいにすることができ、最高の1日を過ごすことができた。
いつも親切な人が現れ、良い旅が続いていますね。日本は暑い最中です。
ホントに氷河は凄いね。
見たいけど、僕には無理、画像で我慢します。
こっちも日中はかなり暑いです
北海道とかに氷河はないものですかね?
自転車旅行は自転車さえあればだれでもできるので、おススメです!
氷河凄い!最初の氷河はメジャーでなくともかなりの迫力だったのでは?日本の山の景色も黒部とか凄いなぁと思ってたけど比べ物にならないですねぇ(^^;どちらも良さはありますけど。
毎回毎回、凄い!の連呼しか出来なくてすみません(^^;blogいつも家族にも見せてます(^^)上の娘達は同じ20代での感想で『凄いねー。うちらには無理…』と(^^;
チビは1度店で会っているから『おー!あの人本当に走ってるんだね!自転車で!』と少し尊敬の眼差しです(^^;
旦那は『若いねー!』と…。
最後の1枚、最高の写真やね!
画素数アップしてくれたんで、大画面で見ると最高やわ。
おっちゃんは、3年後英検1級合格すると決めたけん、『iknow!』で単語のスペル勉強中
ヒソヒソ(  ̄ノ∇ ̄) ̄ー ̄)アイテニシチャダメヨ
最初のBear氷河は林に隠れているところいきなり現れますので、おーっ!と驚く感じでした。
Salmon氷河は頂上に到るまでに全貌が見えていますが、達成感というものがあります。
両方とも観光客はいますが、タイミングによっては無人になって独り占めすることができました。
こっちでは女性自転車旅行者の方が7:3くらいで多いので、ぜひ娘さんも!笑
ありがとうございます!
試行錯誤した結果、これが最大の画質のようです。
もし他に改善点等ありましたら、ぜひ教えて頂けると大変参考になります。
英検1級!かなりの難関とお聞きしていますが是非とも頑張ってください。
僕はやはりリスニングに苦戦しています。自分が話すのは意外と何とかなりますが・・・