カナダ独立記念日とアメリカ独立記念日

Whitehorse~Marsh Lake~Skagway
Canada Day (カナダデイ・カナダ独立記念日)
Independence Day(アメリカ独立記念日)
6/22~7/3 (33~44days)
長らくブログの更新が滞っておりましたが、無事に元気で過ごしておりました。
ホワイトホースから南に50kmの位置にMarsh Lakeという湖があり、ほとりには小さな集落があります。
そちらにお住いのカナダ人の方に非常に可愛がってもらい、7月25日から7月5日の11日間ホームステイをしておりました。
7月1日はカナダ独立記念日(CANADA DAY)。
7月4日はアメリカ独立記念日(Independence Day)。町はお祭り騒ぎです。
CANADA DAYはMarsh Lakeで、Independence Dayはアラスカに再入国してそれぞれのお祭りを楽しむという貴重な経験を致しました。
北米の文化を感じることができた特別な11日間でしたので、ご報告させて頂きます。
<以下本編>
この間、長谷川さん、山田さん、マッキンリーを登頂した石原さん上村さん等、たくさんの日本人旅行者に出会った。
(前述のお二人はブログを開設してらっしゃいます。)
川下り以降も大変お世話になったクロンダイクカヌーイングレンタルスの櫛田さんに挨拶をし、2週間ぶりにフル装備の自転車に跨る。
不安が頭の中を巡り、視界が霞むようだ。緊張感が体中を巡り、筋肉が硬直しているように感じる。
2週間ぶりの自転車ということで、この日は短い距離で済ませることにした。
ホワイトホースから南に50km程走ったところに、マーシュレイクという湖がある。湖のほとりにキャンプ場があるので晩ご飯を済ませ、もう少し走ってから適当な場所で野宿をすることにした。
熊も怖いし、カナダの人々がどのような暮らしをしているかを知りたかったので、小さな路地を右折して森林の中の家の戸を叩いた。
男の子がドアを開けたので、「お父さんかお母さんはいるかい?」と言うと、お父さんらしき人が対応してくださった。
この家は別荘らしく、普段は使っていないとのこと。
次の日がおじいさんの90歳の誕生日パーティで、ご家族がこの別荘に集う。
庭にテントを張ることを快諾してくださり、しかもパーティにもご招待して頂いた。
6月26日。
ロバートの家族が続々と集合し、パーティーが始まった。
おじいさんはロバートを含め8人の子どもがいる。おじいさんは40年前にこの別荘を建て、友人や旅行者を招いて食事を振る舞っていたそうだ。
過去には南米を目指す自転車旅行者を泊めたこともあるらしく、家の中の柱には家族や旅行者の写真がびっしりと貼り付けられていた。
脂っこさはなく、牛肉のような味。ムースの肉は非常にヘルシーとのこと。
(後程調べたが、確か牛肉の10分の1以下の脂肪分だった気がする。)
18時頃にパーティは終わり、皆さんはそれぞれの家へと帰っていった。
6月27日。
ロバートの隣人のデヴィットの家にテントを移し、この日から8日間、彼の家で過ごすことになる。
デヴィットとは前述のパーティの前に会っており、次の日ぜひ来てくれと招待されていた。
さてここからは、冒頭で述べたように7月1日カナダ独立記念日と7月4日アメリカ独立記念日を紹介したいと思います。
ちなみに7月1日はカナダのマーシュレイクで、7月4日はアラスカのスキャグウェイという町でそれぞれお祭りを楽しみました。
マーシュレイク周辺は人口900人程でほとんどがリタイアした方、スキャグウェイは人口800人程の町と人口は同じくらいですが、祭りの雰囲気は全く違います。
そういった視点を持って見て頂けると、非常に興味深いと思います。
まずは7月1日。CANADA DAY。
マーシュレイクは町というより、湖のほとりにぽつりぽつりと家がある集落なのだが、コミュニティセンターがある。
昼の12時からパレードが始まり、ゴールはこのコミュニティセンター。
小さなパレードだが、みんなカナダカラーの赤と白で車や自身を飾っている。
そして「Happy Canada Day!」と笑顔であいさつをしてくれる。
僕もデヴィットに小さなカナダ国旗を借り、パレードに参加した。
パレードは40分程
でセンターに着き、集合写真を撮る。
(右下のカナダ国旗持ってるのが僕です。)
集合写真の後は、軽食が振舞われ、夕方からはさらに人は増え、バンドの演奏とアイリッシュスタイルのダンスを見ながら人々は牛肉のステーキとビールに舌鼓を打っていた。
7月4日。アメリカ独立記念日、Independence Day。
前日からデヴィットとルーシーの友人のポリーンがコバックという町から遊びにきていたので、4人で車でスカグウェイというアラスカの町へ向かった。
スカグウェイはきちんと区画割りがなされており、町の形を取っている。
アラスカ西海岸、太平洋に面した町で、大型フェリーが何隻も停泊している。
観光客の窓口となっている町で、ほとんどの建物がジュエリーやギフトショップ。人々はこの町からバスや電車で移動していく。
1970年代まで整った自動車道はなく、フェリーか電車のみだったとのことで、電車は過去に記録した中では最高7000人が1日に利用したこともあるらしい。
※過去に使われていた機関車と除雪用機関車。
この日も多くの観光客で賑わっており、町の雰囲気もあってか、大阪にあるユニバーサルスタジオ・ジャパンにいる感覚を僕は覚えた。
そして僕たちを含め、たくさんの人がカナダから来ているとのことだ。
10時からメインストリートでパレードが始まり、通りの両岸は見物の人々でびっしりだ。
こちらもカナダ同様、アメリカ色で着飾った車や人々が列を成し、行進していく。
アメリカだけでなく、カナダ国旗を持っている人もいる。
これは隣国カナダからも訪れる人が多いため、歓迎の意味も込めているとのこと。
そして行進している車からはキャンディが、見物客の子どもに向けて投げられる。
中にはホットドックを振舞う車まで!
マーシュレイクではほとんどの子どもがパレードに参加する側なので、こうした光景は見なかった。
パレードはメインストリートを往復し、終了してからは30分刻みでびっしりと自由参加型のゲームがスケジューリングされている。
卵投げ競争、綱引き、腕相撲、ホットドック食い競争などなど。
規模が違うので一概には言えないが、カナダはゆったりと音楽と食事を楽しみ、アメリカはゲームでみんなをワイワイ楽しもう、という違いを感じた。
この170km程のサウスクロンダイクハイウェイが、今まで通った道の中でも最も景色の移り変わりを楽しむことができた。






森林あり、ツンドラ地帯あり、エメラルドに光る湖あり、砂漠あり。この道を走るだけでも、アラスカ・ユーコンの自然を満喫できるのではないだろうか。
次のブログでは今後のルート等を紹介できればと思います。
色々な体験をしているのね。
楽しそうですね!これからもブログ時間楽しみにしてます!
非常にいい人達との出会いに恵まれています
一気にblog拝見しました!
独立記念日、2か国参加したんですねぇ…中々の体験でしたね(^^)外国の人はFRIENDLYですねぇ…(”;)
そいえば人に好かれますもんね。店長の長所の1つですよね!
自転車ではまず間違いなく両方の祭りを経験することなどできなかったので、非常にラッキーでした!
英語が堪能ではないので、会話は途切れがちです。大体は少し会話をしてサヨナラです。これは僕の落ち度と責任です。
その中でも、非常に親切にして下さる方がいます。非常にありがたいです。